MTG ファイナルファンタジーがスタンダードに「闇の腹心」を持ち込む。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTG ファイナルファンタジーがスタンダードに「闇の腹心」を持ち込む。

 

 

 

かつてモダン環境を席巻した名カード「闇の腹心」(愛称:ボブ)が、『ファイナルファンタジー』コラボセットでスタンダードに帰ってきます。
強力なドロー能力と致命的なライフロスという二面性を持つこのカードは、今なお多くのプレイヤーに記憶されている存在です。
しかし、現代の高速化した環境において、果たしてこの”ボブ”は活躍できるのでしょうか?

要点解説

  • 「闇の腹心」は往年の競技シーンの象徴

    • 2マナ2/1という軽量クリーチャーながら、アップキープ開始時にライブラリの一番上のカードを公開し、そのマナ総量分のライフを失う代わりに手札に加えるという強烈な能力を持つ。

    • 効果の再現カードは多いが、いずれも本家の汎用性には及ばず。

  • 現環境のスタンダードでの可能性は不透明

    • スタンダードでは「豆の木をのぼれ」などの高マナカードに報いるギミックが流行している中、「闇の腹心」は真逆の低マナ志向を促進。

    • 「イゼット・果敢」など高速アグロが台頭する中、ライフロスを伴うこのカードは不安定。

    • 一方、「ジェスカイ・コントロール」や「ドメイン・ズー」などの遅いデッキ相手には優位性を発揮可能。

  • パイオニア環境では構築上の障壁あり

    • 現在の黒系ミッドレンジは「不浄な別室」に大きく依存しており、カードの上から8点ダメージを受けるリスクが高い。

    • ミッドレンジ構築を見直すきっかけにはなるが、「不浄な別室」に対抗できるだけの価値を出せるかは疑問。

  • デッキ構築の方向性を分ける要素として注目

    • 「豆の木をのぼれ」や「この町は狭すぎる」といった他の価値エンジンと方向性がかち合う点が特徴。

    • 高マナ志向と低マナ志向のデッキ構成を自然と分化させることで、スタンダード環境の多様化を促進する可能性も。

  • 再録の意義と経済的影響

    • 現時点で「闇の腹心」の市場価格は約725円と控えめ。

    • 再録によって需要は上がると予想されるが、供給も増加するため価格の高騰は限定的。

    • それでも、構築意欲を刺激するカードとしての再評価は大きい。

まとめ

「闇の腹心」の再録は、単なるノスタルジーを超え、現代のスタンダード環境に新たな風を吹き込む存在になる可能性を秘めています。
強力な除去が当たり前となった現代のマジックにおいて、彼が生き残るのは簡単ではありませんが、その高い汎用性とドローエンジンとしての性能は、今でも構築の軸足になり得ます。

スタンダードやパイオニアで実際にどれだけ活躍できるかは未知数ですが、新旧プレイヤー双方にとって興味深い選択肢が増えたことは間違いありません。
かつてのスターたちが再び脚光を浴びる中、「リリアナ・ヴェス」や「精神を刻む者、ジェイス」のようなかつての名カードたちの復活にも期待が高まります。

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