【MTG公式】記事情報:統率者ブラケットβアップデート – 2025年4月22日





























2024年4月、統率者戦の健全な対戦環境構築を目指して試験導入されていた「統率者戦ブラケット」制度が継続実施されるとともに、「ゲームチェンジャー」リストに大規模な改定が加えられました。
本記事では、最新の運用状況、改善点、そしてプレイヤーにとって重要な意図とガイドラインについてわかりやすく整理します。
要点解説
-
ブラケット制度は継続、構造変更なし
-
現段階ではベータ版を維持し、MagicCon: Atlantaまでに調整を予定。
-
初期評価では87%のプレイヤーが制度を「有用」と回答(MagicCon: Chicago調査)。
-
Magic Onlineでも約半数の統率者戦にブラケットが使用されている。
-
-
意図の重要性が強調
-
デッキのランク決定はカードの有無ではなく、「どのようにプレイしたいか」が最優先。
-
形式的には「コア」でも、実際の挙動が「オプティマイズド」であれば「ブラケットアップ」すべき。
-
「ルールに沿ってるが実質蹂躙する」構成は非推奨。
-
-
ゲームチェンジャー・リスト:18枚追加、2枚削除
-
追加例:「テフェリーの防御」、「謙虚」、「直感」、「ネクロポーテンス」、「種子生まれの詩神」など。
-
削除されたカード:
-
「つるむ面倒」(やや過剰評価)
-
「三なる宝球」(上位環境以外では影響が小さい)
-
-
一部の伝説のクリーチャー(アトラクサなど)は今回は非対象、将来的に検討。
-
-
ゲームチェンジャーの用途と方針
-
ブラケット1・2では使用不可、3以降は自由。
-
カード単体の強さだけでなく、対戦体験への影響度で選定。
-
フィニッシュ手段としての使用(例:「自然の秩序」、「食物連鎖」)にも配慮。
-
-
その他の注目点
-
5枚のカードが禁止解除:「陰謀団の先手ブレイズ」、「合同勝利」、「けちな贈り物」、「一望の鏡」、「星の揺らぎ」(すべてゲームチェンジャーに指定)。
-
「太陽の指輪」のような基盤的存在は今後も維持される予定。
-
今後のアップデートは6月20〜22日開催のMagicCon: Las Vegas以降。
-
まとめ
今回のアップデートでは、「統率者戦ブラケット」制度の安定運用と、「ゲームチェンジャー」リストの拡張が中心となりました。
前者はプレイヤー同士の対戦期待値を調整しやすくする手段として、後者はゲームバランスを保つ基準として、ますます重要性を増しています。
最も大事なのは「自分のデッキがどういう体験を生み出すかを理解し、正しくブラケットを選ぶこと」。
ルールを満たすだけでなく、対戦相手への配慮をもってプレイする姿勢が今後の統率者戦ではますます求められていくでしょう。
今後の小規模な調整や公式の発信にも注目しながら、自分のデッキがどのブラケットにふさわしいのか、改めて見直す機会となるかもしれません。
次回の公式アップデートは2024年6月末〜7月初旬の予定です。
MTG公式様にて記事が公開されました。
MTG公式様の記事をチェック
コメント