【MTGRocks】記事情報:『タルキール:龍嵐録』構築済みデッキおかげで17年前のレアが878%急増。
『タルキール:ドラゴンストーム』の登場により、久々に古典的なマジックの次元が再訪され、多くのプレイヤーにとって懐かしくも熱い盛り上がりを見せています。
そんな中、新たな統率者シナジーの再評価が進み、古いカードの価格にも影響を与えています。
その代表例が、2008年の『イーブンタイド』で初登場した「コルフェノールの若木」です。
要点まとめ
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「コルフェノールの若木」とは
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初登場は17年前の『イーブンタイド』。
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統率者戦での使用率は低く、EDHRECでも1万デッキ未満に採用。
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タフネス重視の構築でないと能力がうまく機能せず、多くのデッキでは採用しづらい性能。
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破壊不能でありながら、6マナという重さに対して効果が控えめ。
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急騰の背景
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「アブザンの守り」構築済みに収録された「不動なるフェロザー」とのシナジーが注目される。
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フェロザーの「タフネス重視」アーキタイプと相性が良く、ライフゲイン+ドローが可能。
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「先祖の声、ベトー」によりライフゲインが+1/+1カウンターに変換され、戦力強化が可能。
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「コルフェノールの若木」はこの構築済みデックへのアップグレードカードとして需要急増。
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価格推移と数値データ
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『統率者2021』版が主に対象となる価格上昇。
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3月18日に販売数が急増し、120枚以上が取引され、供給が逼迫。
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『統率者2021』版は、元々の価格約66円から現在約483円に上昇。
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『イーブンタイド』版も約202円から約619円に上昇(207%アップ)したが、もとの価格が高めだったため、割合としては抑えめ。
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将来の見通し
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「コルフェノールの若木」は現在の注目が落ち着けば再び価格が安定する可能性が高い。
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『ファイナルファンタジー』セットの登場など、次の話題作にプレイヤーの関心が移ると見られる。
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「タフネス重視」アーキタイプの人気次第で、価格がある程度維持される可能性も。
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ただし、現時点で購入するのは「ブームに乗り遅れた」と言えるタイミング。
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まとめ
「コルフェノールの若木」は、長年目立たなかった存在から、統率者プレコン「アブザンの守り」の登場により一気に注目を浴び、価格が急上昇しています。
特に「フェロザー」や「ベトー」との組み合わせで性能が引き出されることが評価され、Commander 2021版を中心に需要が高まりました。
今後、新たなセットや構築済みの発表によりこのブームが沈静化すれば、価格も徐々に落ち着く可能性があります。
とはいえ、「タフネス重視」デッキが一定の人気を保つ限り、「コルフェノールの若木」も引き続き有用なアップグレード候補であり続けるでしょう。
タイミングとしては、今はやや出遅れ感があるものの、今後の動向に注目しておく価値は十分にある一枚です。
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