デザインの状況 2025 – マジック:ザ・ギャザリング MTG公式 X Facebook LINE Pinterest LinkedIn コピー 2025.08.12 目次 【MTG公式】記事情報:デザインの状況 2025要点解説まとめ 【MTG公式】記事情報:デザインの状況 2025 マジックの主任デザイナー、マーク・ローズウォーター氏が恒例の「State of Design」を公開し、過去1年間(『ブルームバロウ』から『Magic: The Gathering — FINAL FANTASY』まで)のセットデザインを総括しました。今年は全体的に「近年最高レベルの出来」としつつも、各セットの成功点と改善点を詳細に分析しています。 要点解説 全体評価 プレイヤー人口と各種指標は史上最高水準。 『霊気走破』を除き、全セットが好評、複数のセットが「歴代お気に入り」と評価される。 根源的なマジックらしさの回復、新規世界観の深み、既存メカニズムの改良、新規メカニズムの創出、リミテッド環境の改善が成果。 課題は「テーマ継続サポート不足」「複雑性の増加」「一部テーマ表現の直球すぎる引用」。 『ブルームバロウ』 世界観・デザイン・アートの統合が高評価。動物テーマ(特にウサギ・カエルなど)が好評。 「新生」「贈呈」などフレーバーと遊びやすさが両立。 課題はリミテッドの自由度不足(動物別の派閥構造が固定化)、動物種の選定やバランスへの不満。 『ダスクモーン:戦慄の館』 ホラーテーマと「部屋」などのメカニズムが高評価。リミテッド人気も高い。 課題は80年代ホラー映画の直接的引用、現代的すぎる小物(スニーカーやバット)による没入感低下、要素過多による複雑性。 『ファウンデーションズ』 新規参入者への魅力発信を重視し、再録選定と新規カードで「クラシックなマジック」を演出。 課題は5年間のスタンダード合法化カードへの懸念(例:「ラノワールのエルフ」、「全知」)、もっと派手な要素を求める声、リミテッド環境の深み不足。 『霊気走破』 機体特化や「エンジン始動!」で独自リミテッドを実現。3つの次元訪問も好評。 課題はレーステーマへの興味不足、物語や世界観の掘り下げ不足、構築環境での影響力の低さ。 『タルキール:龍嵐録』 楔3色とドラゴンの両立に成功、クランの再構築や新メカニズムが好評。 課題はドラゴンロード不在への不満、リミテッドの戦略が両極化、前兆呪文の見た目が出来事に似すぎ。 『Magic: The Gathering — FINAL FANTASY』 FFシリーズの世界観再現が絶賛され、限定メカニズム(英雄譚・クリーチャー、ジョブ選択、段階)が好評。 課題はカード化されなかった要素への不満、16作品を跨ぐ構造による統一感の薄さ、ボーナスシートの視認性問題。 Universes Beyond全体への懸念(スタンダード導入、価格差、世界観のミスマッチ)も一部残る。 まとめ 過去1年のマジックは、歴代最高のプレイヤー数と高いセット評価を記録し、世界観の多様性とゲーム性の進化を両立させた年となりました。一方で、テーマの継続支援不足や複雑性の増加、直球すぎる外部参照などの課題も浮き彫りに。来年以降は、こうした改善点を踏まえつつ、マジックの本質と革新性を両立させるデザインが期待されます。 【新品】【即納】【シュリンク付】【日本語版】マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY コレクター・ブースター 日本語版 12パック入りBOX MTG ウィザーズ・オブ・ザ・コースト FF ファイナルファンタジー Magic The Gathering created by Rinker Amazon 楽天市場 Yahooショッピング MTG公式様にて記事が公開されました。MTG公式様の記事をチェック
マジックの主任デザイナー、マーク・ローズウォーター氏が恒例の「State of Design」を公開し、過去1年間(『ブルームバロウ』から『Magic: The Gathering — FINAL FANTASY』まで)のセットデザインを総括しました。今年は全体的に「近年最高レベルの出来」としつつも、各セットの成功点と改善点を詳細に分析しています。 要点解説 全体評価 プレイヤー人口と各種指標は史上最高水準。 『霊気走破』を除き、全セットが好評、複数のセットが「歴代お気に入り」と評価される。 根源的なマジックらしさの回復、新規世界観の深み、既存メカニズムの改良、新規メカニズムの創出、リミテッド環境の改善が成果。 課題は「テーマ継続サポート不足」「複雑性の増加」「一部テーマ表現の直球すぎる引用」。 『ブルームバロウ』 世界観・デザイン・アートの統合が高評価。動物テーマ(特にウサギ・カエルなど)が好評。 「新生」「贈呈」などフレーバーと遊びやすさが両立。 課題はリミテッドの自由度不足(動物別の派閥構造が固定化)、動物種の選定やバランスへの不満。 『ダスクモーン:戦慄の館』 ホラーテーマと「部屋」などのメカニズムが高評価。リミテッド人気も高い。 課題は80年代ホラー映画の直接的引用、現代的すぎる小物(スニーカーやバット)による没入感低下、要素過多による複雑性。 『ファウンデーションズ』 新規参入者への魅力発信を重視し、再録選定と新規カードで「クラシックなマジック」を演出。 課題は5年間のスタンダード合法化カードへの懸念(例:「ラノワールのエルフ」、「全知」)、もっと派手な要素を求める声、リミテッド環境の深み不足。 『霊気走破』 機体特化や「エンジン始動!」で独自リミテッドを実現。3つの次元訪問も好評。 課題はレーステーマへの興味不足、物語や世界観の掘り下げ不足、構築環境での影響力の低さ。 『タルキール:龍嵐録』 楔3色とドラゴンの両立に成功、クランの再構築や新メカニズムが好評。 課題はドラゴンロード不在への不満、リミテッドの戦略が両極化、前兆呪文の見た目が出来事に似すぎ。 『Magic: The Gathering — FINAL FANTASY』 FFシリーズの世界観再現が絶賛され、限定メカニズム(英雄譚・クリーチャー、ジョブ選択、段階)が好評。 課題はカード化されなかった要素への不満、16作品を跨ぐ構造による統一感の薄さ、ボーナスシートの視認性問題。 Universes Beyond全体への懸念(スタンダード導入、価格差、世界観のミスマッチ)も一部残る。 まとめ 過去1年のマジックは、歴代最高のプレイヤー数と高いセット評価を記録し、世界観の多様性とゲーム性の進化を両立させた年となりました。一方で、テーマの継続支援不足や複雑性の増加、直球すぎる外部参照などの課題も浮き彫りに。来年以降は、こうした改善点を踏まえつつ、マジックの本質と革新性を両立させるデザインが期待されます。
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