MTGの人気デッキにメタブレーク・スピン、262人参加イベントでトップに。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTGの人気デッキにメタブレーク・スピン、262人参加イベントでトップに。

 

 

 

 

『タルキール:龍嵐録』発売以降、スタンダード環境で猛威を振るっているのが「コーリ鋼の短刀」を中心としたイゼット・果敢。
しかし、その牙城を崩す可能性を秘めた新たなデッキが登場した。
それがオルゾフ・ピクシーである。日本・韓国地域で行われたBig Magic Champions Cup Finalにて優勝を果たし、環境に一石を投じる存在となった。

■ 要点解説

  • イゼット・果敢への明確な対抗策

    • 優勝デッキは八尾貴永氏によるオルゾフ・ピクシー。

    • 青を排除して白黒に特化し、安定性と除去性能を強化。

    • 特に「一時的封鎖」をメインに4枚投入した点が革新的。

      • トークンと本体をまとめて追放し、バウンス戦略とも好相性。

  • 主要カードと構成

    • 「養育するピクシー」「陽光真珠の麒麟」がデッキの軸。

    • バウンス対象に「望み無き悪夢」「勢い挫き」「逃げ場なし」をフル投入。

    • 「不浄な別室+祭儀室」は飛行6/6とドローエンジンの両面で活躍。

    • 「分裂の説教師」が中盤以降の粘り強さを支える。

  • その他メタに対する回答も充実

    • 「第三の道のロラン」はアーティファクト除去に活躍。

    • 「黙示録、シェオルドレッド」「跳ねる春、ベーザ」「クチルの側衛」が終盤戦を支える。

    • 除去は「失せろ」「喉首狙い」が1枚ずつ。

  • デッキの長所と短所

    • イゼット・果敢、単色赤などのアグロに対して強く出られる。

    • 一方で、スタンダード第2の勢力ジェスカイ・眼魔には相性が悪い。

      • 相手の再活用能力や墓地利用は、ピクシー側の干渉が通りにくい。

      • 対策としてサイドに「鋼と油の夢」「クチルの側衛」の増量が検討される。

■ まとめ

『タルキール:龍嵐録』環境は、「コーリ鋼の短刀」を中心としたイゼット・果敢によって一強時代が到来していた。
しかし、オルゾフ・ピクシーという新たな挑戦者が登場し、その牙城を揺るがしている。
特に「一時的封鎖」のメイン投入は、他のピクシー系デッキにも影響を与える可能性が高い。

とはいえ、ジェスカイ・眼魔の台頭もあり、このデッキが環境トップに定着するかは未知数だ。
だが、現在の支配的なアーキタイプに対抗しうる構成として、確実にスタンダードのメタゲームを一歩前進させた存在であることは間違いない。
今後の調整やメタの変化次第では、さらなる進化も期待できるだろう。

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