【MTGRocks】記事情報:人気のファイナルファンタジーXミニゲーム、MTGで3枚の専用カードとして登場。



『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)×ファイナルファンタジー』コラボは、シリーズ16作品の要素を約300枚のカードに凝縮するという壮大な試みです。
その中でも『ファイナルファンタジーX(FFX)』のミニゲーム「ブリッツボール」が異例の厚待遇を受けています。
すでにブリッツボールをテーマにしたカードが4種類も登場しており、その注目度は非常に高いものとなっています。
要点解説
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「エースストライカー、ティーダ」
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青白1マナ(3マナ)で2/1の伝説の人間・戦士。
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アーティファクトが戦場に出るたびに+1/+1カウンターを獲得。
攻撃時には対戦相手のクリーチャーをタップ。 -
食物や宝物・トークンもトリガーになるため、「身代わり合成機」や「入れ子ボット」などの既存の青白アーティファクトデッキと好相性。
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問題は本体の脆さ。
3マナ2/1は現スタンダードでは貧弱で、除去耐性がほぼない点が評価を下げている。
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「サブクエスト:ブリッツボールの熱戦」
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赤2マナ(3マナ)のエンチャントで毎ターン1体に+2/+0修正。
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1ターンに6点以上の戦闘ダメージを与えると、装備品「七曜の武器、ワールドチャンピオン」へ変身。
装備されたクリーチャーに二段攻撃と+2/+0を付与。 -
「心火の英雄」などの雄姿持ちと組み合わせれば、3ターン目に裏面に変身することも可能。
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ただし、変身条件を満たせる状況ではすでに勝ち筋が見えており、過剰戦力になりがち。
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「ブリッツボール、オーラカシュート」
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緑1マナ(2マナ)のインスタントで+3/+3修正とトランプル付与。
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効果は「圧倒的巨体」や「狂信の力」とほぼ同等で、すでにスタンダードには似たカードが複数存在。
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「過剰防衛」のような強力な効果と比べても見劣りする。
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主にリミテッド向けの汎用強化呪文で、構築戦での採用はほぼ見込めない。
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まとめ
『ファイナルファンタジーX』の名物ミニゲーム「ブリッツボール」を題材にしたMTGカードは、シリーズファンには嬉しいフレーバー重視のデザインとなっています。
特に「エースストライカー、ティーダ」や「サブクエスト:ブリッツボールの熱戦」はアーキタイプ的にも組み込みやすい性能を持っていますが、現行スタンダードの環境や除去事情を踏まえると実戦レベルでの採用はやや厳しいのが実情です。
一方、「ブリッツボール、オーラカシュート」のようなカードはリミテッド専用の位置づけで、構築戦ではほとんど使われない見込みです。
ただし、フレーバーの再現度は高く、ブリッツボールテーマの統率者デッキなどでは十分に採用される可能性があります。
全体として、FFコラボのカードはファン層を意識したデザインが多く、今後も他作品からの名場面やキャラクターに期待が集まります。
ゲームとしての競技性と、ファンアイテムとしての魅力を両立させた今回のブリッツボール関連カードは、その象徴ともいえる存在でしょう。
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