【MTGRocks】記事情報:人気フォーマットのプロツアーはないとMTGのデザイナーが否定。
MTGのフォーマット「パウパー」は、低コストで競技性の高い魅力的な形式として知られています。
しかし、MTGのデザイン責任者であるマーク・ローズウォーターは、このフォーマットをプロツアーで採用する可能性が低いと発言しました。
この決定は、競技的なプレイとカジュアルな精神の間のバランスを考慮した結果とされていますが、賛否両論を呼んでいます。
要点解説
パウパーの概要と競技性
- 特徴: カードがコモンに限定されたフォーマットで、低コストでプレイ可能。
- 競技的要素: MTGO(Magic: The Gathering Online)で定期的にリーグやチャレンジが開催されており、メタゲームは洗練されている。
- 主なデッキタイプ: 親和やバーンなど、高いメタシェアを持つ強力な戦略が存在。
プロツアーで採用しない理由(マーク・ローズウォーターの見解)
- カジュアルフォーマットとしての位置づけ: パウパーは基本的にカジュアルな形式であると認識されている。
- フォーマットの「破壊」への懸念: プロレベルで最適化が進むと、フォーマットの多様性やカジュアル性が失われる可能性がある。
パウパーを競技化する際の課題
- 価格上昇:
- 競技的需要が高まると、古いコモンカード(例: 「赤霊破」、「拷問生活」)が急激に値上がりする可能性がある。
- パウパーの「低コストフォーマット」という利点が損なわれるリスク。
- 一部のカードが1枚約4,710円以上になる可能性も。
- フォーマットの整合性:
- MTGOと紙媒体のカードのレアリティ違いや、アリーナでの独自セットによる混乱を解消する必要がある。
- 2019年にMTGOと紙のパウパーが統合されたが、アリーナは対象外。
プロツアー採用の可能な利点
- 競技の新鮮さ: スタンダードやモダンの停滞感を解消し、魅力的な代替フォーマットとなる可能性。
- 新しいプレイヤーの流入: プロツアーへの採用が新規プレイヤーを引き込み、フォーマットの多様性が広がる。
- メタゲームの進化: 「実験統合機」や「日を浴びる繁殖鱗」など、最近のカードが新しい戦略を生む可能性。
まとめ
パウパーをプロツアーで採用しないという決定は、カジュアル性を守る一方で、競技的進化の可能性を制限する選択でもあります。
競技化に伴う価格上昇や整合性の課題は確かにありますが、その魅力的なメタゲームや低コストという特性は、新しいプレイヤーやファン層を惹きつける可能性を秘めています。
今後、パウパーが公式競技の場で輝く日は来るのか、注目が集まります。
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