【MTG公式】記事情報:制限・禁止カード発表 – 2025年6月30日
2025年6月30日、マジック:ザ・ギャザリングの禁止制限改定が発表され、スタンダードでは7枚のカードが新たに禁止となりました。
これにより、支配的だったデッキの弱体化と環境の多様化が図られています。
主な変更点(スタンダード)
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「コーリ鋼の短刀」
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「イゼット果敢」デッキの中核。
異常な使用率と勝率を記録し、環境を著しく歪めたため禁止。
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「アブエロの覚醒」
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「アゾリウス・全知」などのコンボデッキを支える再利用手段。
強力すぎる安定性から禁止。
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「巨怪の怒り」
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赤系アグロの爆発力を加速。
ブロックの意義を損なうとして禁止。
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「心火の英雄」
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早期から盤面と手札に圧をかけ、赤系の必須パーツに。
対応困難なため禁止。
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「豆の木をのぼれ」
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対処困難なアドバンテージ源。
デッキ構築の幅を狭めるとして禁止。
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「望み無き悪夢」
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セルフバウンス戦略と相性抜群で、繰り返しの手札破壊が問題視され禁止。
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「この町は狭すぎる」
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多様な戦略で使われ、特に「嵐追いの才能」との無限ループが終盤の勝負を決めすぎるとして禁止。
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フォーマット別変更要約
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スタンダード:7枚が禁止(上記)
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パイオニア/モダン/レガシー/ヴィンテージ/パウパー/タイムレス/ブロール:変更なし
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アルケミー:一時的に「コーリ鋼の短刀」を停止(再調整予定)
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BO1パイオニア(MTGアリーナ):「ティボルトの計略」を禁止
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ヒストリック:「対抗呪文」の禁止を解除
まとめと今後の展望
今回の大規模なスタンダードの禁止措置は、3年ローテーション制における広範なカードプールに対応し、多様性とバランスを重視した結果といえます。
特に1マナカードや、対処されても損をしないカードへの設計上の警戒が今後の課題として浮き彫りになりました。
スタンダードにおいては今後も2回の「早期ローテーション」的な禁止改定が予定されており、次回の発表は2025年11月24日です。
多様性と健全性の維持を目指す新たなスタンダードに期待が寄せられています。
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