【MTGRocks】記事情報:安価で忘れられていた部族アーキタイプが禁止後のスタンダードで大躍進。



『久遠の終端』の登場とスタンダードの大規模禁止改定から2週間が経過し、環境は再編の真っ只中にあります。
禁止改定直後に流行した「ディミーア・ミッドレンジ」に代わり、多様なアーキタイプが台頭してきました。
その中で、「アゾリウス・兵士」という久しく見られなかったデッキが頭角を現し、Magic Onlineのスタンダード予選でも好成績を記録しています。
今回は、その構成や強み、現環境における有効性について解説します。
要点解説
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安価ながら高性能なデッキ
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構築コストは約12,500円と非常にリーズナブル。
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攻撃力と粘り強さを両立し、競技環境でも十分に通用する完成度。
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兵士シナジーによる盤面制圧
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「雄々しい古参兵」や「銅纏いの先兵」といったロード効果を持つカードが複数枚採用されており、集団強化が可能。
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「要塞化した海岸堡」は色マナの安定供給と後半の火力強化を両立。
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爆発的な展開力
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「先兵の飛行士、ハービン」の条件を満たすことで、空からの大ダメージが可能。
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「マネドリ」により、ロードや相手の強力クリーチャーをコピーして柔軟な戦略が取れる。
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継続戦闘力と対応力
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「イーオスの遍歴の騎士」は中盤以降のリソース回復源。
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「交渉団の保護」で全体除去からの立て直しも可能。
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「内なる空の管理人」や「徴兵士官」のアクティベート能力が長期戦で活きる。
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弱点と対策
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除去が少ないため、超速攻型デッキに対してはやや不利。
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「炎魔法」などの全体除去にも弱く、現環境の「イゼット・大釜」などには注意が必要。
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「救済の波濤」などのカードをサイドに採用することで補強可能。
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まとめ
「アゾリウス・兵士」は、爆発力と粘り強さを併せ持つうえに、構築コストも安価という非常に魅力的な選択肢です。
環境変化によってその立ち位置が改善されており、今こそ試す価値があります。
ただし、「兵士」系カードの多くは『久遠の終端』の登場とともにスタンダードからローテーション落ちしてしまうため、使える期間は限られています。
メタに刺さる今のうちに、一気に試してみることをおすすめします。
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