新たなファイナルファンタジーMTGカードがマイナーなルール変更に値する理由。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:新たなファイナルファンタジーMTGカードがマイナーなルール変更に値する理由。

 

 

 

 

『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)―ファイナルファンタジー』セットには、ファンにはたまらないキャラクターたちが多数登場し、特に統率者戦などで注目を集めています。
しかしその中に、セット唯一の合体カードである「ヴァニラ」と「ファング」にまつわる、想定外のルール上の問題が存在します。

■ 要点解説

  • セット唯一の合体カード登場

    • 「陽気なルシ、ヴァニラ」と「恐れなきルシ、ファング」は、『ファイナルファンタジーXIII』をモチーフとした合体ペア。
      統合されると「神聖なる救済者、ラグナロク」となり、ゲームを左右する強力な効果を持つ。

    • 両者はアンコモンで収録されており、リミテッド環境でも出現しやすく、注目のカードとなっている。

  • 統率者戦での使用に潜む問題点

    • 両カードとも伝説のクリーチャーであるため、統率者に指定できる。

    • しかし現在のMTGルールでは「カードの表面の色のみで統率者の色を判断する」ため、「黒単色」のファングを統率者にしたデッキに「白単色」のヴァニラを入れることはできない。

    • これは過去の合体カード(例:ギセラ&ブルーナやウルザ)では起こらなかった問題で、初の「色違い合体」ゆえの設計ミスといえる。

  • ルール変更の提案とその影響範囲

    • 提案されているルール変更は「合体カードは両面の色の合計を色識別にする」こと。

    • 両面カード(DFC)ではすでに採用されているルールのため、整合性も取れる。

    • この変更が既存の他合体カード(ミシュラ、ウルザ、ティタニアなど)に影響することはなく、安全な改定案とされている。

  • 「ルールゼロ」で回避可能な問題

    • カジュアル環境では事前の合意(ルールゼロ)によって、ファング&ヴァニラの両方を同一デッキに入れることは許可されることが多く、Redditでも広く容認されている。

    • 公式イベントでない限り、柔軟な解釈が可能だが、公式ルールで明文化されていれば混乱は避けられたという批判もある。

  • ルール改定の可能性と時期

    • 『ファイナルファンタジーMTG』のルール更新はすでに公開済みで、合体関連の改定は含まれていない。

    • 次回の可能性は2025年8月発売の『久遠の終端』に持ち越されるが、新たな合体カードが登場しない限り、変更は見込めないとの見方が強い。

■ まとめ

『MTG―ファイナルファンタジー』セットで登場したヴァニラ&ファングの合体ペアは、ゲーム的にもフレーバー的にも優れた設計であるものの、現行ルールでは色の不一致により同じデッキに組み込めないという問題を抱えています。
このルールは一見小さな障害ですが、統率者戦の自由なデッキ構築に影を落とす結果となりました。

カジュアルな場では「ルールゼロ」で対応できますが、公式イベントや構築ガイドラインにおいては、今後のルール変更が望まれます。
Wizards of the Coastが再び合体カードをデザインする際には、この事例を教訓により柔軟なルール整備が求められるでしょう。

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