【MTGRocks】記事情報:MTG 複数の『ファイナルファンタジー』コモンが競技シーンでの可能性を示す。


ファイナルファンタジーとマジック:ザ・ギャザリングのコラボセットは、派手な伝説カードや統率者戦向けのデザインで話題を集めています。
しかし、その一方で、構築フォーマット――特にパウパー(コモン限定構築戦)において注目すべき低レアリティのカードも複数登場しています。
今回はその中から「「黒魔術士」の杖」と「インスタントラーメン」という、競技シーンでの可能性を秘めた2枚を紹介します。
要点解説
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「「黒魔術士」の杖」
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2マナの装備品で、無色1/1のヒーロートークンと共に登場。
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トークンは2/1になり、あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたびに対戦相手に1点ダメージを与える。
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トークンが除去されても装備品が残るため、リソース交換として有利。
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装備コストはやや重いものの、以下の点でパウパー環境において高評価:
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アーティファクトであること:親和カード(例:「刷新された使い魔」)のコスト軽減に寄与。
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追加の生け贄要員として優秀:「熱狂的な献上」や「腸抜きの洞察」と好相性。
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デッキ例:親和デッキや「契約人形の恐怖」を軸にしたトロン系コンボデッキで採用候補。
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「インスタントラーメン」
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2マナで場に出て1枚ドローできるアーティファクト(キャントリップ)。
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後に生け贄に捧げて3点のライフを得ることができる。
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「胆液の水源」よりは劣るが、次のようなデッキで評価される可能性がある:
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バウンス戦略に特化したボロスやマルドゥスカイフィッシャー系デッキ
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すでに「実験統合機」や「レンバス」のような再利用可能なアーティファクトが定番。
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このカードも同様にバウンスしながらアドバンテージを得られる。
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インスタントタイミングで使える利点
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瞬速持ちのため、相手の行動に合わせて余剰マナを有効活用可能。
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黒をタッチしている場合、「喪心」や「スレイベンの魔除け」との相性も良好。
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構築環境への影響
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どちらのカードも単体でゲームを決定づけるような爆発力はないが、環境に広く存在する人気アーキタイプとの相性が良く、デッキの選択肢を広げる補助的パーツとして有望。
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親和、トロン、「コーの空漁師」といった複数のデッキで、構成次第で採用が検討される存在。
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まとめ
ファイナルファンタジーセットと聞くと、派手な神話レアや統率者戦向けのデザインに目が行きがちですが、「「黒魔術士」の杖」と「インスタントラーメン」は、パウパーのような低予算かつ競技性の高いフォーマットで実際の採用が期待される優秀なコモンカードです。
特にアーティファクトとのシナジーや生け贄ギミック、テンポの柔軟な運用性など、地味ながらも堅実な効果を備えています。
目立たないながらも確かな実力を持つこれらのカードは、今後の構築環境における戦術の幅を広げてくれる存在となるでしょう。
注目度の高い神話カードだけでなく、こうした低レアリティの優良パーツにも目を光らせておくことが、環境適応の鍵になるかもしれません。
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