【MTGRocks】記事情報:ダスクモーンに潜む邪悪なカードは密かに喜劇の金字塔となる。
MTG(マジック:ザ・ギャザリング)の新セット『ダスクモーン:戦慄の館』では、様々な代替カードスタイルやフレームが登場しています。
その中でも「隠れ潜む邪悪」カードは注目されており、通常のカードアートに影のクリーチャーを潜ませることで、恐怖感を強調しようとしています。
しかし、その意図が完全には伝わらず、むしろプレイヤーの間でユーモラスだと感じられることが多くなっています。
要点
- 代替スタイルの充実: 『ダスクモーン:戦慄の館』には「80年代風のパラノーマルフレーム」「鏡の怪物」「隠れ潜む邪悪」など、さまざまなカードスタイルが用意されていますが、中でも「Lurking Evil」が一番興味深いとされています。
- 意図と実際のギャップ: 「隠れ潜む邪悪」は恐怖感を与えるために、カードの背景に影の存在を追加するスタイルですが、その実行がうまくいかず、多くのプレイヤーはむしろ面白いと感じています。
- 「続・食肉鉤虐殺事件」: もともとグロテスクなアートに影を追加しても、過剰な恐怖表現となり、ユーモラスに見えてしまう例として取り上げられています。
- 「The Rollercrusher Ride」: 元のアートに既に影のキャラクターが2体描かれているのに、さらに影を追加するのはやりすぎだという指摘があります。
- 微妙すぎる恐怖感: 一方で、一部の「隠れ潜む邪悪」カードは影が目立たないほど小さく、十分な効果を発揮していないと感じられています。
- 「逃げ足速い生存主義者、ノリン」: このカードの影は非常に小さく、アート全体の中でほとんど気づかれないという例です。
- 「Cursed Recording」: 背景の影の中に潜む邪悪な存在がわずかに見えるが、プレイヤーが気づくまでに時間がかかることがあります。
これも一部のプレイヤーには面白く映る要素です。
- 現代ホラー文化との関連性: これらの影のクリーチャーデザインは、インターネットで広まる「クリーピーパスタ」などの現代ホラー文化に影響を受けていると考えられます。
スレンダーマンやザ・レイクなどの恐怖キャラクターと共通点が見られ、現代のホラー要素をうまく取り入れています。 - ストーリーとの関わり: 『ダスクモーン:戦慄の館』のセット全体では、これらの影のクリーチャーは単独の脅威ではなく、恐怖の館の住民として、様々な場所に登場する一般的な存在だと考えられています。
特定のカードだけでなく、複数の色のクリーチャーとして様々な場所に影響を与えています。
まとめ
『ダスクモーン:戦慄の館』の「隠れ潜む邪悪」カードは、ユニークなスタイルを持ちつつも、その意図する恐怖感が十分に伝わらない部分もあり、ユーモラスに感じるプレイヤーが多いです。
しかし、現代ホラー文化に影響を受けたデザインとして、注目に値するものであり、セット全体のテーマにもマッチしています。
今後のMTGセットでも、このような実験的なスタイルがさらなる進化を遂げることが期待されます。
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