賛否両論のピザランド、MTGにとってはやりすぎ? – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:賛否両論のピザランド、MTGにとってはやりすぎ?

 

 

 

 

2026年の『マジック:ザ・ギャザリング』第7セットとして、待望の「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)」コラボが正式に発表されました。
新カードやメカニクスに注目が集まる中、特にコミュニティで大きな話題となったのは、同セットに含まれる「ピザランド」でした。
見た目の奇抜さや、ゲーム体験への影響をめぐって、賛否が真っ二つに割れています。

要点解説

  • ピザランドとは何か
    TMNTセットで登場する新たなフルアート基本土地で、イラストはすべてピザをモチーフにしています。
    土地タイプは「平地」「島」「沼」「山」「森」のいずれかですが、その識別が直感的でないと不評です。

  • デザイン面での懸念
    ・多くのプレイヤーが「見た目が不快」「判別しにくい」「ゲームに真剣さを感じない」と批判。
    ・特に、食べ物をモチーフにしたデザインが「食物」トークンと混同されやすく、誤解を招く恐れがあります。
    ・「これが土地に見えるか?」という点で、Magicの長年のデザイン原則との乖離を問題視する声も。

  • マーク・ローズウォーターの反応
    開発責任者であるマーク・ローズウォーター氏は、Blogatogでプレイヤーからの声を募り、「極端に賛否が分かれるが、デザインとして間違ってはいない」との見解を示しました。

  • プレイヤーからの肯定的な意見も存在
    一部のファンは「TMNTの世界観にぴったり」「味があって好き」と好意的な声を上げており、”フレイバーメタ的勝利”とまで評する人もいます。

  • ゲームプレイへの影響
    ・見た目が食物・トークンに似ていることで、試合中の混乱が懸念される。
    ・ただし、似たような事例(例:テキストレスプロモ、Secret Lairのアートカードなど)は過去にもあり、プレイヤー次第で回避可能。

  • 「土地とは何か?」という哲学的議論へ
    ・本来、Magicの「土地」は風景や地形を描いたものでしたが、ピザランドはそれを完全に無視。
    ・他にもVenomランドやファイレクシア語の土地のような事例はあるが、ピザのようなコミカルで軽い要素は過去になく、違和感が強い。

  • 伝統との衝突
    基本土地はプレイヤーの個性を表す手段として重視されてきたが、Universes Beyondの影響により「Magicらしさ」が薄れつつあると感じるプレイヤーも多い。

まとめ

TMNTセットのピザランドは、Magicのファンタジー世界観や長年のデザイン哲学から大きく逸脱した存在として、賛否両論を巻き起こしています。
視認性やゲームプレイ上の混乱を懸念する声がある一方で、TMNTの雰囲気を見事に表現した「フレイバー重視」の勝利と見るファンも存在します。

MagicがUniverses Beyondによって新たな市場やファン層を取り込む中、こうした土地のような細かな要素も、今後の「らしさ」を左右する重要な論点となるでしょう。

今後のカードデザインにおける方向性が問われる中で、プレイヤーの声がどれだけ反映されるかに注目が集まります。

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