【MTGRocks】記事情報:MTG「スパイダーマン」アンチヒーローが異例の470%価格高騰を引き起こす。


『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)』初の大規模マーベルコラボセットである「スパイダーマン」は、ドラフト形式の変更や物理/デジタル版の差異、品薄・転売問題などで評価が割れました。
そのため、セットとしての金融市場への影響は期待ほど大きくなかったとも言われています。
とはいえ、セットの中には注目に値する統率者カードも存在し、そのうち「恐ろしき癒し手、アンチヴェノム」は独自の立ち位置を築きつつあります。
なかでも、「最下層民の盾」という装備品とのシナジーが強く、価格上昇が観測されています。
要点解説:なぜ「最下層民の盾」が注目されたか
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「アンチヴェノム」との強力シナジー
「最下層民の盾」は、プレイヤーに向かうダメージをクリーチャーに転嫁できる能力を持つ。
通常は控えめな効果だが、「アンチヴェノム」と組み合わせることで非常に強力になる。
ダメージを盾でかわすことで自身が守られつつ、「アンチヴェノム」の成長を早められるため、ほぼ必須レベルの装備品として認識されている。
実際、EDHRECデータによれば、「アンチヴェノム」デッキの約83%に「最下層民の盾」が採用されている。 -
欠点もある装備品カード
「最下層民の盾」は装備品という性質上、装備コストが存在し、通常版「最下層民」の効果を強化したバージョンとはいえコスト効率がやや劣る。
さらに、装備品は除去されやすいため、相手の除去対策を受けやすい点も注意点。 -
価格上昇の流れ
「アンチヴェノム」公開以降需要が急増。特に 『ラヴニカ・リマスター』版で顕著な価格上昇が見られる。
9月にはおおよそ 約182円程度だった価格が、現在は NM版で約456円程度からスタート。
The List 版の再録では、過去3か月で約470%の価格上昇を記録し、市場価格は約877円に。
さらに、一部 TCGplayer Direct では約3,037円近い価格での取引も確認されている。 -
今後の価格変動と注意点
通常タイプの 統率者人気カードではないため、需要が収束すれば価格は下がりうる。
ただし、今回の価格上昇はゆるやかで安定傾向があることから、供給が市場に戻りにくく、価格維持の可能性もある。
2025年には新しい統率者デッキが出ないため、「アンチヴェノム」系列がしばらく注目され続けるかもしれない。
まとめ:期待先行での価格上昇か、それとも持続する価値か?
「スパイダーマン」セット自体の評価は揺れているものの、その中から派生したカードの市場への反応は興味深いものがあります。
特に「最下層民の盾」は、「アンチヴェノム」統率者との組み合わせを前提とした強シナジーにより、再評価と価格急騰の対象となりました。
ただし、その上昇が持続するかどうかは未知数です。
他の統率者が注目され始めれば需要がそちらへ移る可能性もあります。
とはいえ、供給が限られている装備品カードであるという性質を考えると、完全な暴落は避けられるかもしれません。
MTGではこうした“隠れたカード再評価”が度々起こるため、プレイヤーや投資家はこのようなシナジー型カードの動きを見逃せないと言えるでしょう。
「恐ろしき癒し手、アンチヴェノム」は『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』に収録されています。
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