ファイナルファンタジーの影響で微妙な再録禁止リストMTGカードが約8,880円の高騰。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:ファイナルファンタジーの影響で微妙な再録禁止リストMTGカードが約8,880円の高騰。

 

 

 

最新セット『久遠の終端』のスポイラー公開を受け、MTGのシングルカード市場が活発に動いています。
特に注目を集めているのは、「墓石の階段」という古い再録禁止リストのカード。
その価格が、ある特定の統率者との強力なシナジーにより急騰しています。
この記事では、価格高騰の背景と今後の動向について解説します。

要点解説

● 「墓石の階段」とは?

  • 『ミラージュ』で登場した再録禁止リスト収録カード。

  • 各プレイヤーのアップキープ時に、そのプレイヤーの墓地のクリーチャー数に応じた数の速攻持ち2/2ゾンビ・トークンを生成。

  • エンドステップにこれらのトークンは死亡するため、死亡誘発を活かすデッキに最適。

  • 累積アップキープコストが必要で、自分のターンに効果が最後に解決するため、単体では使いづらい面も。

● 高騰の主因は『ファイナルファンタジー』統率者「セフィロス」

  • セフィロスは、クリーチャーが4体死亡すると反転し、「血の芸術家」のような効果を得る。

  • 「墓石の階段」は一度の起動で複数の死亡誘発を発生させるため、セフィロスの反転条件を一瞬で満たせる。

  • 反転後は、トークンを使ったドローやライフ吸収が可能となり、爆発的な展開が可能。

● 急激な価格変動

  • 6月末から徐々に需要が上昇し、過去1ヶ月で237枚が取引される。

  • 数日前までは約2,072円だった価格が、わずか数日で約12,136円まで高騰。

  • 昨日時点での取引価格は約7,400円を超え、現在は在庫が枯渇気味。

  • TCGplayerでは最安価格が約12,136円、北米の主要店舗でも在庫切れが続出。

● 供給の制限

  • 「墓石の階段」は再録禁止リストのため再録不可。

  • 新たな供給がなく、わずかな需要増でも価格が大きく動く性質を持つ。

  • 一方で、「一過性の需要」である可能性も高く、過熱後は下落が予想される。

まとめ

「墓石の階段」の急騰は、統率者「セフィロス」とのシナジーにより突如として発生した典型的なコンボ連動型の値動きです。
価格は過去15年間で最高値を記録し、一部では転売や買い占めも始まっています。

ただし、この需要はあくまで「セフィロスが注目されている間」の限定的なものと考えられます。
今後新たな統率者が登場すれば、価格はある程度下落する可能性が高いです。
それでも、再録禁止リストである点から、以前の約1,480円台には戻らず、約4,400〜7,400円程度で落ち着くことが予想されます。

いずれにせよ、統率者戦でのコンボシナジーがシングルカード市場に与える影響の大きさを示す好例となりました。

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