【MTGRocks】記事情報:『ローウィンの昏明』新作デッキが禁止級の戦略でイベントを圧倒。

『ローウィンの昏明』がデジタル先行リリースされ、さっそくスタンダード環境には新カードを使ったデッキが出現している。
その中でも特に注目を集めているのが、モダンで猛威を振るった「Scam」戦略を取り入れた「スゥルタイ・Scam」。
早くもMOリーグで7勝2敗を記録し、存在感を示した。
今回はそのデッキの特徴と強さ、相性面を整理する。
要点まとめ
● モダンの“Scam”思想をスタンダードへ移植
- モダンで悪名高かった「悲嘆」+再生呪文の即死コンボを彷彿とする構造を持つ新デッキ。
- スタンダードでは「幽愁」「欺瞞」「空虚」などの新エレメンタルを、2ターン目に「想起」しつつ「まだ死んでいない」や「不死なる悪意」で復帰させる流れが軸。
- 復活したエレメンタルは再誘発しないものの、わずか2マナで“妨害+大型ボディ”を展開できる強力な動き。
● 「刻み群れ」で盤面を支配
- 「刻み群れ」は通常9マナだが、場の最大エレメンタルに応じてコスト軽減される特殊カード。
- 「空虚」や「欺瞞」からの曲線なら、ターン3で着地可能。
- 着地時に相手のクリーチャーだけを全バウンスし、自軍は残したまま5/5飛行が戦場に加わる強烈なテンポ獲得。
● 安定性を支える墓地シナジー軸
- 理想ムーブを毎回引けるわけではないため、残りの枠は“粘り勝つための構成”。
- 「正直者のラトスタイン」は墓地からエレメンタルを再利用できるキーカード。
- コスト軽減により「幽愁」を4マナ、「刻み群れ」を2~3マナで素出しする動きも現実的。
- 「ベイルマークの大主」と合わせて自動的に自己切削でき、墓地リソースを増やしながら継戦能力を確保。
- 「スーペリア・スパイダーマン」からの墓地起動や、状況に応じた「欺瞞」「刻み群れ」の再利用も可能。
- 低コスト除去「悲劇の軌跡」もサポートとして採用。
● メタゲームとの相性
- MOリーグでは7勝2敗の好成績を残し、スタンダードで最も注目度の高い新デッキに。
- 「ディミーア・ミッドレンジ」「イゼット・講義」には好相性。
- これらのデッキは小型除去に寄せているため、序盤から大型エレメンタルを展開するScam戦略が刺さりやすい。
- 速攻を仕掛けられた際も「刻み群れ」がリセット手段となる。
- 一方で「シミック・ウロボロイド」には苦戦傾向。
- 「アナグマモグラの仔」や「量子の謎かけ屋」などが大型化しやすく、正面から殴り負ける可能性がある。
- 横に展開されると対処が難しく、バウンスだけでは押し返せない場面も。
まとめ
「スゥルタイ・Scam」は、モダンの“S級ギミック”をスタンダード向けに調整し、墓地シナジーと組み合わせた新しい方向性のデッキだ。
2ターン目の妨害+大型展開、3ターン目の「刻み群れ」による盤面掌握は極めて強力で、すでに高いポテンシャルを証明している。
しかし環境はまだ初期段階であり、このデッキが新たなトップメタへ伸びるのか、あるいは“発売直後の一発屋”に終わるのかは今後のメタ次第と言える。
新カード群の可能性を最も体現したデッキとして、今後も注目が集まりそうだ。
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