【MTGRocks】記事情報:MTGの象徴的カードに謎の弱体化、原因はデジタル優先の仕様変更か。


Magic: The Gathering(MTG)では、長年にわたりカードの誤記やルール上の不整合を理由にオラクルテキスト(公式ルールテキスト)が変更されてきました。
しかし近年では、MTG Arenaの利便性を優先した変更も目立ち始め、プレイヤー間で議論が起きています。
2025年8月に話題となったのが、人気カード「猛り狂うベイロス」に対するオラクルテキストの修正です。
要点解説
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変更内容の概要
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元のテキスト:「上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは緑の4/4のビースト・クリーチャー・トークンを1体生成してもよい。」
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変更後のテキスト:「上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは緑の4/4のビースト・クリーチャー・トークンを1体生成する。」
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「you may(~してもよい)」の文言が削除され、トークン生成が強制になった。
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変更の背景
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デジタル環境(特にMTG Arena)では、任意の効果に対して毎回「はい/いいえ」の確認が求められ、テンポが悪くなる。
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MTG Arena上でのプレイの簡略化を目的とした調整と推測されている。
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過去の類似例
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2019年に「アジャニの群れ仲間」も同様に「you may」が削除された。
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当時は競技ルールで「有益な誘発型能力の見落としが警告対象」となっていたが、現在はその制限が緩和されたため、オプション形式の意義が薄れてきている。
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プレイヤーからの懸念点
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紙媒体での不整合:旧バージョンのテキストと新バージョンで動作が異なるため、混乱を招く恐れがある。
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「トークンを生成したくない」状況:例えば「暴れ回るフェロキドン」や「侵入者への呪い」のようなカードが場にある場合、強制生成が不利になる。
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一貫性の欠如:似たようなカード(例:「エメリアの天使」)はオラクル修正されておらず、一部カードだけ変更されている点が不満を招いている。
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今後への影響
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同様の効果を持つカードが今後再録される際に、オラクルテキストの変更がなされる可能性がある。
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MTG Arena向けのプレイ体験を優先する傾向が強まれば、他の人気カードもテキスト変更の対象になる懸念がある。
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まとめ
「猛り狂うベイロス」のオラクルテキスト変更は、一見些細な調整に見えるものの、デジタル環境を優先した方針に疑問を抱く声が多く挙がっています。
プレイヤーにとっては、紙とデジタルで動作が異なることへの不満や、今後の一貫性への懸念が大きな問題です。
実際、今回のようなテキスト変更が行われたのは、主にブロールや統率者といったフォーマットで使われる人気カードに関してであり、Arenaのプレイテンポ向上を目的とした措置と見られます。
しかし、そうした利便性向上の裏で、「本来のカードの動作が意図せず変えられてしまう」リスクも存在します。
今後も新セットの登場に合わせて同様の変更が起こる可能性があるため、プレイヤーはオラクルテキストの変更情報に常に目を光らせる必要があるでしょう。
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