【MTGRocks】記事情報:『霊気走破』再録が近づく中、ゾンビの定番カードの価格が約3000円に上昇。



MTGの新セット『霊気走破』と同時に発売される構築済み「永劫なる力」が話題となっている。
このデッキは「捨てる」メカニズムに特化した強力な相乗効果を持ち、多くのプレイヤーがアップグレードを試みている。
その影響で、一部の関連カードが急激な価格高騰を見せており、中でも「骨たかりの守銭奴」は驚くべき動きを見せている。
通常、カードの価格は再録が発表されると下落する傾向にある。しかし、「骨たかりの守銭奴」は再録が迫っているにもかかわらず急騰を続ける異例の現象が起こっている。
本記事では、この価格上昇の理由、背景にあるデッキの強化要素、今後の市場動向について詳しく解説する。
要点解説
1. 「骨たかりの守銭奴」の強力な相乗効果
- 2019年の「統率者」セットで初登場
- 「永劫なる力」のサブ統率者「スカラベの拳、ハシャトン」と完璧にシナジー
- 捨てるたびに2/2ゾンビ・トークンを生成
- 非土地・非クリーチャーカードを捨てると他のバフ要素とも連携
- 盤面制圧力が強く、他の「捨てる」系カードと組み合わせると極めて強力
- 「ナクタムンの意志、テムメト」との組み合わせで全体強化
- 「リッチの女王、ヴァリーナ」「満たされぬ想い」「拷問生活」などのエンジンとも好相性
「永劫なる力」はもともと強力な構築済みデッキだが、「骨たかりの守銭奴」を採用することで更なる爆発力が加わる。
このため、多くのプレイヤーがデッキのアップグレードを試みた結果、「骨たかりの守銭奴」の価格が急騰している。
2. 価格の異常な高騰
- 2025年初頭から価格が157%上昇
- 以前は約1200円
- 現在は約3100円で販売
- 『統率者 2019版』は市場からほぼ消滅
- 「The List」版も在庫が非常に少なく、入手困難
- 『統率者 2019版』は市場にわずか17枚しか残っていない
- 通常ならば再録前に価格は下落するが、今回は例外
- 2週間後に『霊気走破』の「Special Guest」枠で再録予定
- それでも需要が強く、プレイヤーが早期に購入しているため価格が下がらない
通常、カードが再録されると市場に新しい供給が増えるため、価格は下がる。
しかし、「骨たかりの守銭奴」は統率者戦での需要が極めて高く、再録前にも関わらず買い占めが続いている。
これが今回の異例な価格上昇の背景だ。
3. 『霊気走破』での再録と今後の価格動向
- 「骨たかりの守銭奴」は「Special Guest」枠で再録
- 限定的な再録のため、大量供給にはならない
- 価格が完全に崩壊する可能性は低い
- 新規アート版が登場
- 『ボブズ・バーガーズ』のアートで知られるジェイ・ハウエル氏がデザイン
- その独特なスタイルが賛否を分ける可能性あり
- 新アート版が「追求される高級版」になるか、「不人気で安価な選択肢」になるかは未定
- 市場の予測
- 短期的には再録で価格は下がる可能性が高い
- しかし、統率者戦での強力な需要があるため、長期的には一定の価格を維持する可能性
- 「統率者戦専用カードの価格は落ちづらい」というトレンドに従えば、一定の安定した価格に落ち着く可能性がある
再録がどの程度の影響を与えるかはまだ不明だが、少なくとも一時的な価格下落は避けられない。
一方で、「骨たかりの守銭奴」は強力な統率者戦用カードであり、長期的には再び値上がりする可能性が高い。
まとめ
『霊気走破』と同時発売のプレコン「永劫なる力」は、「捨てる」メカニズムを活かした統率者戦向けの強力なデッキであり、多くのプレイヤーがアップグレードを求めている。
その影響で、「骨たかりの守銭奴」の価格が異常なまでに高騰しており、再録前にもかかわらず供給不足が続いている。
今後の市場動向としては、再録により短期的には価格が下がる可能性があるものの、統率者戦での需要の高さから最終的には安定した価格を維持する可能性が高い。
また、新規アート版の人気次第では、コレクター向けの特別な価値を持つバージョンが誕生するかもしれない。
「骨たかりの守銭奴」の投資価値は?
- 短期的には価格が下がる可能性が高い
- 長期的には統率者戦の需要があるため、安定価格へ移行する可能性
- 新規アート版がプレミア価格になるか、逆に安価に落ち着くかは未知数
いずれにせよ、「永劫なる力」構築済みデッキの影響で「骨たかりの守銭奴」が再び注目を浴びたことは確かだ。
統率者戦における「捨てる」戦略の中心カードとして、今後もプレイヤーの関心を集め続けるだろう。
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