【MTGRocks】記事情報:ウィザーズ、スタンダードで7枚のMTGカードを禁止に。



ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、待望の禁止改定を発表。スタンダードでは7枚のカードが一挙に禁止となり、他の3つのフォーマットにも変更が加えられました。
特にスタンダードの調整は、長らく環境の刷新を求めていたプレイヤーにとって朗報です。
今回の主な禁止・制限内容
● スタンダード(7枚禁止)
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「コーリ鋼の短刀」
…「イゼット果敢」の中核。圧倒的な支配力により禁止。 -
「アブエロの覚醒」
…「全知」デッキのリアニメイト手段として強力すぎるため禁止。 -
「巨怪の怒り」・「心火の英雄」
…「赤単アグロ」の爆発力の原因、両カードを禁止して環境多様化を狙う。 -
「豆の木をのぼれ」
…今後のコスト軽減カードとの相性が問題視され、将来の環境破壊を防ぐ形で禁止。 -
「望み無き悪夢」・「この町は狭すぎる」
…「エスパー・ピクシー」の中核。対戦体験の悪化を理由に禁止。
● アルケミー(1枚一時停止)
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「コーリ鋼の短刀」:一時停止。再調整を経て復帰予定。
● パイオニア(BO1のみ1枚禁止)
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「ティボルトの計略」
…マリガン連打からの早期決着が一方的すぎるとして、BO1に限定して禁止。
● ヒストリック(1枚禁止解除)
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「対抗呪文」
…コントロールデッキの強化を目的に解除。コンボ対策の手段として期待。
今回の改定の意義と反応
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スタンダードの禁止は、来月に控えたローテーションを見据えた「事前調整」。
→ 通常の発売後バンウィンドウとは異なり、思い切った調整が可能なタイミング。 -
「コーリ鋼の短刀」以外にも禁止を広げたことで、特定アーキタイプだけでなく全体の多様性を確保。
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アルケミーとヒストリックには物足りなさを感じる声もあるが、少なくとも前進は見られる。
次回の禁止改定と今後の懸念
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次回の改定は2025年11月24日に予定。これはセット発売後の小規模な調整期間。
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この間に3つのスタンダードリーガルセットが登場予定。
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パワーレベル次第で「壊れた」コンボが発生する可能性もあり、懸念の声も。
まとめ:環境多様化へ一歩前進、ただし課題も残る
今回の禁止制限改定は、スタンダードにとって極めて大胆な一手となりました。
「イゼット果敢」や「赤単アグロ」の抑制、「全知」や「ピクシー」系の弱体化により、メタゲームの刷新が進むことが期待されます。
一方で、レガシーや通常のパイオニアに変更がなかったことには落胆もあり、「Oops! All Spells」などのデッキが依然として問題視されています。
次回までに約5か月の猶予がある中で、今後の新セットの影響が注目されます。
マジックの未来を楽しむためにも、こうした大胆かつ慎重なバランス調整が今後も求められています。
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