【MTGRocks】記事情報:ウィザーズ、新たな調整で「コーリ鋼の短刀」を修正。






『Magic: The Gathering(MTG)』のデジタル限定フォーマット「アルケミー」で、再び大規模なカード調整が行われました。
今回のアップデートでは、2025年に物議を醸した「コーリ鋼の短刀」の修正を含む複数のナーフやバフが行われ、アルケミー、ヒストリック、ブロールといったMTGアリーナ上のフォーマットに影響を及ぼします。
要点解説
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「コーリ鋼の短刀」のナーフ
元は強力な+1/+1とトランプルのバフを持つカードだったが、今回の調整でそれらが削除され、速攻とトークン生成のみに。
スタンダードではすでに禁止。
アルケミー、ヒストリック、ブロールにおいても今後はより対処しやすい存在に。 -
部族系アーキタイプへの弱体化
「縮こまる白鳥の雛」:自身が戦場に出た時の誘発が削除され、即時コンボが不可能に。
「徴募兵の教官」:ネズミ部族のアグロデッキ中核カード。誘発条件が自分自身の攻撃に限定され、リスクを伴う形へ。 -
他フォーマットでも修正入り
「館合わせ」:統率者を奪える仕様を修正。再配置までに「次の終了ステップ」まで待つ必要があり、統率者はその間にゾーンへ戻せるように。
「傲慢なる血王、ソリン」:6マナ以下の吸血鬼のみ戦場に出せるように修正。これにより「聖エレンダ」との即死コンボが不能に。 -
ネズミ部族などのマイナーデッキ強化
「貝の学者」:1マナ軽くなりステータスも微調整(3/2→2/2)。
「思考ゆすり」:手札のネズミ1枚ごとに1点ライフ回復の効果追加。
「リバルド・シャンティ」:以前の調整前に戻され、ブロールなどで再度の利用が期待される。
「スピード・ブルードの追尾者」:タフネスが増加(4/3→3/4)、絆魂追加でアグロ耐性向上。 -
今後の調整は未定
アルケミー調整は固定スケジュールではなく、必要に応じて行われる。
『ユニバースビヨンド』製品にはアルケミー版が存在しないため、それらが環境に与える影響に迅速な対応ができるかは不明。
まとめ
今回のカード調整は、2025年に問題視されていた強力カードやメタ上位の部族デッキにしっかりと手が入れられており、プレイヤー体験の改善につながる内容となっています。
特に「コーリ鋼の短刀」への対応は待ち望まれていたもので、ようやく環境が落ち着く兆しが見えてきました。
ただし、再調整のタイミングが不明である点や、『ユニバースビヨンド』との連携不足など、今後も課題は残ります。
アルケミーという実験的なフォーマットが「楽しい場」であり続けるためには、今後も迅速かつ柔軟な対応が求められるでしょう。
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