【MTGRocks】記事情報:ウィザーズ、「Through the Omenpaths」のカード2枚を先行公開。



マーベル「スパイダーマン」セットのスポイラー公開が盛り上がる中、MTG Arena限定で「Through the Omenpaths」という並行リリースが発表されました。
これはスパイダーマン版カードをリスキンしたもので、独自のアートで「MTGらしい外観」を持ちながら、仕様面で従来と異なる点が議論を呼んでいます。
【要点まとめ】
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「Through the Omenpaths」の特徴
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スパイダーマン版カードを再構成し、Magic本来のアートスタイルで収録。
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有名アーティストAdam PaquetteやVincent Proceらが参加。
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見た目は完全に通常のMTGカードだが、再録を示す「副題行」が存在しない。
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従来の再録との違い
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『イコリア:巨獣の棲処』のゴジラシリーズ以降、Universes Beyondのリスキンカードは副題行で元のカード名を併記する形式が標準化。
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『指輪物語:中つ国の伝承』のボックス・トッパーや他のSecret Lairでも同様の扱いが続いていた。
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しかし今回は副題行も、Universes Withinのような補足情報もなく、まるで完全新規カードのように見えてしまう。
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混乱の可能性
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例:「Kraza, the Swarm as One」は実際は「スパイダーパンク」、「The Terminus of Return」は「ソウル・ストーン」のリスキン。
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副題がないため、スパイダーマンのスポイラーを把握していないと全く別物に見える。
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Arenaはデジタル環境なのでクリックで追加情報を表示できる可能性があるが、保証はされていない。
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重大な懸念点
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紙とArenaのカード名が一致しないことで、スタンダードやパイオニアなど紙とデジタルが共存するフォーマットでデッキリスト管理に不具合が出る恐れ。
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「ソウル・ストーン」と「The Terminus of Return」でタイプラインが異なり、「インフィニティ・ストーン」と「Terminus Stone」という別カテゴリ扱いに。
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この差異はライセンスの制約、特にマーベル側の強い関与によるものと推測されている。
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公開スケジュールのややこしさ
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「Through the Omenpaths」のスポイラーは9月2日から8日まで。
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「スパイダーマン」本編のスポイラーと日程が重なっており、プレイヤーに混乱を与える状況に。
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【まとめ】
「Through the Omenpaths」は、スパイダーマンのカードをMTG風にリスキンするArena専用セットとして注目されています。
しかし、副題行やタイプ表記の欠如といった仕様変更はプレイヤーに混乱を与える大きな要因です。
特に紙とデジタルをまたぐフォーマットでは問題が顕在化する可能性が高く、ライセンスの制約が背景にあるとはいえ不安を残しています。
公開スケジュールも重なり合い、当面はプレイヤーが情報を慎重に確認する必要がありそうです。
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