【MTGRocks】記事情報:ウィザーズ、2025年の禁止スケジュール運用ミスを公式に認める。



長らく「ビビ・大釜」デッキに支配されてきたスタンダード環境に、ついに変化の兆しが見えてきました。
Wizards of the Coastの上級ゲームデザイナー、カルメン・クロムパレンス氏が発表した最新記事で、禁止改定スケジュールの見直しと今後の方針が示され、ビビ禁止の可能性まで言及されました。
主なポイント
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スタンダードの問題点
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「コーリ鋼の短刀」禁止後も「ビビ・大釜」が環境を席巻。
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新しい禁止改定スケジュール(年数回のみ)が機能せず、数か月間プレイヤーの不満が蓄積。
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禁止改定スケジュールの見直し
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従来:RC/RCQシーズンに合わせて少数の改定のみ。
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問題:新セットの発売直後に環境が壊れても数か月放置されるケースが発生。
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今後の方針:各セット発売ごとに禁止改定の窓口を設け、年間最大6回まで実施を検討。
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これにより新カードで環境が崩壊しても迅速に対応可能となる。
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直近の禁止改定
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次回改定は11月24日予定だったが、11月10日に前倒し。
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『アバター:最後のエアベンダー』発売の約2週間前に発表されることになった。
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クロムパレンス氏のコメント:
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「「迷える黒魔道士、ビビ」は環境を歪めており、禁止が必要になりそうだ。」
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「アガサの魂の大釜」は状況を見極め中。
問題視されているが、元々はそこまで支配的ではなかったため判断保留。
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プレイヤーへの影響
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ヴィヴィ禁止は既定路線に近いと見られており、発表前から市場も動く可能性あり。
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環境は現在、赤単や緑単がメタに食い込んでおり、完全に定着していない。
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禁止が増えることは安定性を損なうリスクもあるが、現状の長期放置よりは改善になると見込まれる。
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長期的な課題
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2025年は「6セット制」と禁止改定が噛み合っていなかった。
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セットごとの禁止改定に切り替えることで環境管理の柔軟性が向上。
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ただし、禁止頻度が高まりすぎれば「発売直後に高額神話レアが禁止される」など別の不満を招く可能性も。
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現段階ではあくまで方針であり、最終的な判断は今後の環境次第。
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まとめ
スタンダードの長期的停滞を受け、Wizardsはついに禁止改定スケジュールを見直し、今後はセットごとに対応可能な体制を検討しています。
直近では11月10日に改定が前倒しされ、ヴィヴィ禁止の可能性が極めて高い状況です。
今回の発表は、環境を放置し続けた失策の反省とともに、迅速な対応への方向転換を示すものでした。
禁止頻度が増えることで安定性の懸念は残るものの、プレイヤーが長期間ストレスを抱え続けるよりは健全な方向といえるでしょう。
スタンダードは大きな転換点を迎えており、今後の禁止改定と環境の変化から目が離せません。
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