【MTGRocks】記事情報:ウィザーズ、批判を受けて『MTG スパイダーマン』アンケートの誤りを認める。



『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』(以下「スパイダーマンセット」)は、発売前からテーマやデザイン面でプレイヤーからの期待とともに不安も抱えたシリーズです。
発売後には競技面での影響力の低さ、コレクター市場の暴落、さらには公式アンケートでの設問を巡る大きな批判が巻き起こり、状況は改善どころか悪化していると言えそうです。
要点解説
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「競技影響の乏しさ」:スパイダーマンセットは、フォーマットに対して明確なインパクトを残せませんでした。
加えてコレクターズブースターの価格も下落傾向にあり、収集価値でも期待を裏切る形となっています。 -
「公式アンケートの炎上」:アンケート中に「否定的なインフルエンサーのコメントが発売前の評価にどの程度影響しましたか?」という設問が含まれており、これは事実上「プレイヤーの評価がクリエイターのせい」という構図を示唆するものでした。
これがプレイヤー・クリエイター双方の怒りを買い、後に開発側が「ミスであり、攻撃する意図はない」という謝罪コメントを発表しています。 -
「フォーマット・デジタル展開の問題」:本セットはデジタル版(MTG Arena/MTG Online)に対応せず、代替として別名の『領界路の彼方』シリーズが用意されるなど、物理版とデジタル版の齟齬が注目を浴びました。
これもプレイヤー間の不満を助長しています。 -
「テーマと構成のズレ」:スパイダーマンというマーベルヒーローをテーマに据えたにもかかわらず、従来の「ファンタジー風味の魔法世界」というUniverses Beyond企画自体との親和性に疑問が投げかけられました。
加えてセット規模が小さく、限定フォーマット「2ピックドラフト」専用と言われるなど、限られたカードプールとテンポ重視の構成が競技層の不評を買っています。
まとめ
スパイダーマンセットは華やかなコラボレーションとして発表された一方で、プレイヤーの期待と現実のギャップから深刻な反発を招いています。
議論の中心には「競技フォーマットへの影響力の薄さ」「クリエイターやプレイヤーを問うような質問を含む公式アンケート」「物理/デジタル版の乖離」「いつものマジックらしくないテーマ構成」があります。
今後の焦点は、次に控える『マジック:ザ・ギャザリング | ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』(TMNT)セットがこの流れをどう受け継ぎ、変革していくかです。
今回のような問題が繰り返されるか、それとも改善策が実を結ぶか。
発売は2026年3月ということで、結果が出るのはもう少し先ですが、マジックの未来にとっては重要な節目と言えるでしょう。
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