【MTGRocks】記事情報:『指輪物語』の伝説カードが「久遠の終端」の食物・シナジーで581%の高騰。


統率者戦(EDH)で不動の人気を誇るアーキタイプの一つが「ライフゲイン」。
多くのプレイヤーが「幽霊議員カルロフ」や「老いざる苦行者、アローロ」などの伝説のクリーチャーを用いて、自分なりのライフゲインデッキを楽しんでいます。
そんな中、『指輪物語:中つ国の伝承』セット収録のカード「とっつぁん」が、ここ数週間で急激な価格高騰を見せています。
背景には新たな統率者「手際の良い宇宙調理士、ラゴスト」の登場と、それによる食物・トークンとのシナジーが関係しています。
要点まとめ
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「とっつぁん」とは?
・『指輪物語:中つ国の伝承』セット収録の伝説のクリーチャー
・そのターン中に3点以上のライフを得ていれば、各終了ステップにカードを1枚ドローできる
・自身が統率者として使われることは少ないが、ライフゲインデッキのサポートカードとして優秀
・青を使わないデッキにおいて貴重なドロー源として重宝される -
新カード「手際の良い宇宙調理士、ラゴスト」とのシナジー
・食物・トークンを多量に生成するラゴストと相性抜群
・食物1つで3点ライフゲイン → 「とっつぁん」の条件を簡単に満たす
・複数プレイヤー環境では、1ターンに最大4枚以上のドローも可能 -
価格推移と投資家の動き
・7月8日:ラゴスト公開直後に需要上昇、約294円台から価格上昇開始
・7月12日:TCGplayerで1人のユーザーが140枚を一括購入
・7月16日:さらに253枚の一括購入が発生、翌日にも50枚が売却
・現在の平均価格は約1,107円、一部は約1,763円で取引
・約1ヶ月で581%の価格上昇 -
拡張アート版・ショーケース版も高騰中
・拡張アート版は月初に$4以下だったが、現在は約2,058円超で複数取引
・ショーケーススクロール版のノンフォイルは約1,470円未満で推移
・ただし、唯一のフォイル仕様であるため、フォイル版は約3,565円まで上昇 -
今後の見通しと注意点
・EDH向けサポートカードは新セット前に高騰 → 発売後に需要が落ちて価格も下がる傾向あり
・ただし、「とっつぁん」は複数のライフゲインデッキに採用可能で、流行が一過性に留まらない可能性も
・『Universes Beyond』出身のため、再録されにくい点も価格維持の一因
・現時点でTCGplayer上のニアミント在庫は23件、フォイルは7件と供給も少ない
まとめ
「とっつぁん」は一見シンプルながらも、統率者戦におけるライフゲインデッキで真価を発揮するカードです。
特に「手際の良い宇宙調理士、ラゴスト」の登場により、食物・トークンと組み合わせたドローエンジンとして再評価され、1ヶ月足らずで価格は5倍以上に跳ね上がりました。
拡張アートやフォイルといった派生版も連動して高騰しており、今後も供給次第ではさらに値上がる可能性もあります。
ただし、新セットリリースによる熱狂的需要は長続きしないケースも多いため、投資や購入を考えている場合は、価格が落ち着くタイミングを見計らうことが重要です。
今後もMTGの統率者人気は続くと見られ、「とっつぁん」のようなニッチだが強力なカードは引き続き注目されるでしょう。
ライフゲインデッキを愛用するプレイヤーにとっては、今がこのカードをチェックする絶好のタイミングかもしれません。
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