【MTG公式】記事情報:領界路とデジタル・ユニバースの更新を経て
マジック:ザ・ギャザリングのクロスオーバーセット「Universes Beyond」は、これまで人気IPとの豪華なコラボを通じて多くのプレイヤーに注目されてきた。
しかし毎回繰り返される疑問がある――「このセット、MTGアリーナやMTGオンラインでも遊べるの?」というものだ。
これまではセットごとに個別に対応していたが、2025年より新たな一貫方針として『Through the Omenpaths』という新施策が導入されることが発表された。
●要点解説
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新シリーズ『Through the Omenpaths』とは?
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デジタル未対応の「Universes Beyond」セットに対応するデジタル限定再構築版。
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効果やルールテキストは紙の元セットと完全に同一ながら、アート・名前・世界観はオリジナルのものに差し替え。
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これにより、デジタルと紙のルール上の互換性を維持しながら、デジタルにおけるライセンス制約を回避。
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全セットに対応するわけではない
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対象はデジタル未対応のUniverses Beyondセットのみ。
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すでにデジタル実装されるセット(例:FFやアバター)については別途対応するため、Omenpaths版は存在しない。
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2025年の対応状況
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デジタル実装あり(アリーナ/MTGO対応):
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Magic: The Gathering – FINAL FANTASY
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Magic: The Gathering | アバター 伝説の少年アン
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デジタル実装なし(紙のみ)+Omenpaths対応予定:
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Magic: The Gathering | Marvel’s Spider-Man
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今後のMarvel関連セットも同様
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初のThrough the Omenpathsセットは2025年9月23日リリース予定
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導入の目的と背景
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プレイヤー体験をデジタルと紙で一貫させるための仕組み。
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コンテンツによっては、ライセンスや法的理由によりデジタル実装が難しいため、それを補完。
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ルールやゲーム性の差異が出ないよう、各フォーマット間の公平性を保つ。
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●まとめ
『Through the Omenpaths』は、マジックのプレイ体験をデジタルでも平等に楽しめるようにするための、新たな橋渡しプロジェクトだ。
とりわけ近年、クロスオーバー作品の登場頻度が高まる中で、紙だけでなくMTGアリーナやMTGOでも公平にプレイしたいという声に応える形で実現された。
これにより、2025年9月に登場するMarvel’s Spider-Manセットは、紙ではマーベル版が登場し、アリーナやMTGOではオリジナル世界観の『Through the Omenpaths』バージョンが展開されることになる。
効果や使用感に差はないため、フォーマット内での不公平も生まれない。
本施策により、ライセンス制約によって生じていた「紙とデジタルで扱えるカードが違う」という問題が解消される。
ファンとしては、お気に入りのIP世界観を紙で楽しみつつ、同じゲーム性をデジタルでも体験できるのは大きなメリットだ。
また、こうしたクロスオーバーセットは1商品あたり4,000〜6,000円前後になることが多く、デジタルプレイヤーにとってもコストパフォーマンスの高い選択肢となる。
今後も「Universes Beyond」の世界観は拡大し続ける見込みであり、それに合わせて『Through the Omenpaths』の展開も広がっていく可能性がある。
マジックの未来は、紙とデジタルの両方でさらに豊かになるだろう。
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