【MTGRocks】記事情報:無色のMTGデッキがモダンを席巻します。



マジック:ザ・ギャザリング(MTG)において、無色デッキは長らくニッチな存在でした。
しかし今回、無色で構成された「無色親和」デッキがモダンリーグで好成績を収め、注目を集めています。
無色であることの利点を活かしつつ、親和とエルドラージの強力な要素を組み合わせたこのリストについて、ポイントを押さえて紹介します。
要点まとめ
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高速展開と親和クリーチャー
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「ミシュラの研究机」や「キャンディーの道標」などの0マナアーティファクトを駆使し、初手から「マイアの処罰者」「カエルマイアの処罰者」などの4/4クリーチャーを展開可能。
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「オパールのモックス」4枚フル投入により、爆発的なマナ加速を実現。
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無色ならではのドローエンジン「神秘の炉」
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デッキの大半がアーティファクトか無色カードなため、「未来予知」のようにデッキトップをプレイし続けることが可能。
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「神秘の炉」により、数ターンでデッキを掘り進め、大量展開を狙える。
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エルドラージ要素の導入
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メイン勝利コンボは「まばゆい肉掻き」で、無色呪文を唱えるたびにエルドラージ・落とし子を生み出し、マナ供給とライフ削りを両立。
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追加のエルドラージ枠として「コジレックの命令」を採用。
除去、ドロー、マナ加速など柔軟な選択肢を持つ。 -
「エルドラージの寺院」4枚によるマナブーストも搭載。
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サポートカードとサイド戦略
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「ウルザの物語」から特殊アーティファクトをサーチし、柔軟なプランニングが可能。
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「大いなる創造者、カーン」を使ったウィッシュボードで、様々な状況に対応。
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メタゲームにおける課題
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現在のモダン環境では「ボロス・エネルギー」が最強格で、サイドボードの「融解」に弱い親和戦略にとっては天敵。
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「ディミーア・マークタイド」も強敵で、手札破壊と呪文対策により計画を妨害されやすい。
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デッキの線が細く、妨害に弱いため、安定感には課題が残る。
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まとめ
トニースカポーネ選手によるこの「無色親和」デッキは、無色でありながら親和の爆発力とエルドラージのコンボ性を両立した注目の構成でした。
現在のモダン環境では高速かつ干渉力の高いデッキが主流ですが、このリストも初手からの爆発力で勝負を仕掛けることができるため、一定のポジションを築ける可能性があります。
色を持たない選択肢が再び脚光を浴びる日も、そう遠くないかもしれません。
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