統率者の禁止・制限カード発表 – 2024年9月23日 – マジック：ザ・ギャザリング

【MTG公式】記事情報：統率者の禁止・制限カード発表 – 2024年9月23日

2024年9月23日、統率者ルール委員会は新たな禁止カードを発表しました。
統率者フォーマットにおけるゲームのスピードを緩やかにし、ソーシャルゲームとしての側面を強化するため、いくつかの強力なカードが禁止されました。
また、銀枠のカードに関するプロジェクトなど、今後の計画についてもアップデートがありました。

要点解説

• 禁止カード一覧:

  • 「波止場の恐喝者」：ゲーム序盤から大量の宝物を生成し、プレイヤーが大きなアドバンテージを得やすいため禁止に。
  • 「宝石の睡蓮」：2ターン目で大量のマナを供給できるため、4～5マナの強力な指揮官が早期に登場しゲームを早く終わらせる要因となっている。
  • 「魔力の墓所」：無マナで早期に多くのマナを生成できるため、ゲーム展開が速くなりすぎることから禁止。
  • 「有翼の叡智、ナドゥ」：ゲームを非常に長引かせ、複雑なコンボが発生しやすいカードとして問題視され、複数のフォーマットで禁止されているため統率者でも禁止に。

• 禁止理由の詳細:

  • ゲームスピードの管理：最近のセットでは、序盤を飛ばしてすぐに勝利を決めるカードが増加し、統率者が本来目指す「ゆっくりと発展するゲーム」が崩れつつある。
    今回の禁止は、このペースを緩やかに戻すことを目的としている。
  • ソーシャルなゲーム体験：統率者戦は複数のプレイヤーが参加するフォーマットであり、早すぎるゲーム展開や一人のプレイヤーが圧倒的優位に立つことが他プレイヤーの体験を損なうため、これらのカードが禁止された。

• 特別なカード「太陽の指輪」について:

  • 「太陽の指輪」は禁止されない：基準上では「太陽の指輪」も禁止対象となり得るが、統率者戦の象徴的なカードとして重要な存在であるため、禁止は行わない方針を維持。

• 「有翼の叡智、ナドゥ」の禁止理由:

  • 長引くゲーム展開の原因：ナドゥはゲームを著しく長引かせ、複雑なコンボを引き起こすことから、ゲーム体験を悪化させるリスクがあるため禁止された。

• 今後の予定:

  • 銀枠プロジェクト：銀枠カードの利用に関するプロジェクトが進行中。
    プレイヤー同士が共通のゲームスタイルで楽しめるようなツールを提供する予定。

まとめ

今回の禁止カード発表は、統率者戦フォーマットにおけるゲームのバランスとプレイヤー体験を改善するためのものです。
「波止場の恐喝者」や「魔力の墓所」など、ゲームを加速させるカードが禁止され、よりソーシャルでゆっくりとしたゲーム展開が期待されます。
また、今後のシルバーボーダープロジェクトにも注目が集まっています。

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