【MTGRocks】記事情報:Secret Lairの統率者デッキのマナベースにとって新たなスポイラーは悪いニュースです。
Secret Lairの新しい統率者構築済みデッキ『20 Ways To Win』は、さまざまな特殊勝利条件をテーマにしたユニークなデッキです。
しかし、興味深いコンセプトに反して、競技性や価値面でいくつかの課題も浮き彫りになっています。
要点解説
1. 注目のカード「迷路の終わり」
-
基本情報
- レアリティ:神話レア
- テキスト:10種類の異なる名前を持つ門をコントロールすることでゲームに勝利。
- 現在価格:約760円。
-
特徴と役割
- 統率者戦で広く使われる特殊勝利条件。
- 土地枠に収まるためデッキへの採用が容易。
-
問題点
- 「迷路の終わり」の活用には複数のGateが必要だが、デッキのマナベースが予算重視で構成されている可能性が高い。
- 同梱される門カードは安価なギルド門(約20円)である可能性が高く、デッキ全体の価値向上には寄与しない。
2. もう一つの注目カード「機械化製法」
-
基本情報
- マナコスト:2UU
- レアリティ:神話レア
- テキスト:エンチャントしたアーティファクトを複製し、同名のアーティファクトが8つ以上あればゲームに勝利。
- 現在価格:約300円。
-
特徴と役割
- アーティファクトトークン(宝物、食物、血など)を多用する現環境において、簡単に条件を達成可能。
- 勝利条件以外にも継続的なアドバンテージを生む多用途カード。
- 瞬速を付与するカード(「ヴィダルケンの宇宙儀」や「ハイフェイのトリックスター」)と組み合わせることで、相手の対応を封じる動きが可能。
-
評価
- プレイ上の価値は高いが、市場価値は低く、再販の投資価値は低い。
3. 全体的な課題
-
デッキの価値問題
- 収録カードの多くが低価格であり、投資価値に乏しい。
- マナベースの低コスト化がプレイ環境の柔軟性を制限する可能性。
-
テーマ性と競技性のバランス
- 面白いテーマの反面、競技性には疑問符がつく。
特に、土地がタップインするギルド門中心のマナベースが戦略的な障害になる可能性が高い。
- 面白いテーマの反面、競技性には疑問符がつく。
まとめ
『20 Ways To Win』は、興味深い代替勝利条件を持つカードを中心に構築されたテーマ性の高いデッキです。
しかし、収録カードの多くが低価格であることや、予算重視のマナベースが競技性に影響を与える点は課題です。
それでも、「迷路の終わり」や「機械化製法」のようなカードは、特定のデッキでは大きな役割を果たすため、テーマデッキとして楽しむ価値は十分にあります。
プレイ目的での購入を検討する際には、その独自性を楽しむ視点を持つとよいでしょう。
MTGRocks様にて記事が公開されました。
MTGRocks様の記事をチェック
コメント