【AETHERHUB】記事情報:「精霊龍の呼集」をスタンダードで使えるように調整することは可能か?




2025年発売の『タルキール:龍嵐録』で登場した「精霊龍の呼集」は、いかにも「ティミー」向け、つまり大きく派手な効果を好むプレイヤー向けのカードです。
しかし、その効果や条件から、構築戦での活躍は絶望的というのが大方の評価。
本記事では「どうすればこのカードがスタンダードで“たまに使えるかも”と思わせられるか」をテーマに、5つの仮想的な改良案を紹介しています。
改良案まとめ:現実的なスタンダード入りを目指す
● 改良①:勝利条件のタイミングを「戦闘時」に変更
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現在は「自分のアップキープまで5色のドラゴンを維持」が条件。
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それを「戦闘開始時」に変えることで、除去への猶予が減り、即勝利も狙える。
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効果の本質を変えずにプレイアビリティを上げるアイデア。
● 改良②:一時的な「呪禁」付与で守りを強化
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今の時代、「破壊不能」だけでは除去を防げない。
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ドラゴンたちに一時的な呪禁を与えることで、アップキープまでの生存率を高める。
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対応のタイミングが限られることで、相手との駆け引きが生まれる。
● 改良③:「タルキール色」ならマナ軽減
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「龍」の多くが三色構成であることに着目。
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その3色が一致する場合に限り、コスト軽減を適用(例:2WUB → 2)。
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「ズルゴとオジュタイ」のような3色ドラゴンが出しやすくなる。
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最大で5色軽減できる構築には、現時点でスタンダードに5枚しか存在しない。
● 改良④:「3体の大型ドラゴン」で勝利可能に
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「5色のドラゴン」ではなく「20点以上のパワーを持つドラゴン3体」でも勝利。
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条件緩和により、多様な構築が可能になりスタンダードにマッチ。
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「+1/+1カウンター」込みで3体合計18点以上は現実的なライン。
まとめ:カードの本質を崩さず、わずかに光を当てる試み
「精霊龍の呼集」は、構築ではなく統率者戦向けに作られた、明確にテーマ特化型のカードです。
それでも、少しの修正を加えることで、「まれにFNM(店舗イベント)で話題になるレベル」まで引き上げられる可能性があります。
もちろん、今回の改善案はすべてスタンダードを前提としたもの。
フォーマットが変われば、たとえば「変貌の力線」のようなカードによって壊れる可能性もあります。
しかし、「5体の異なる色のドラゴンを揃える」という本質的なハードルがある限り、構築戦で大暴れする可能性は低いままです。
この考察を通して感じられるのは、MTGにおいて「わずかな変更」がカードの実用性を劇的に変えるという事実。ゲームデザインの深みと可能性を感じさせる、
面白い視点の試みといえるでしょう。
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