【MTGRocks】記事情報:刺激的なタルキールの2マナクリーチャーが、複数のエターナルフォーマットで名を馳せる。



『タルキール:龍嵐録』の登場以降、いくつもの新カードが競技シーンに爪痕を残している。
その中でも、緑青(シミック)カラーの新アンコモン、「キシュラの掠め飛び」が、モダンやヴィンテージといったエターナルフォーマットで注目を集めている。
伝説的な“デザイン事故”を生み出してきたシミック色だが、今回はバランスの取れた強力なカードとして歓迎されている。
要点解説
-
カード概要
-
マナコストは青緑、2/2飛行持ちのクリーチャー。
-
あなたのターン中に自分の墓地からカードが1枚離れるたび、ターンごとに1回だけカードを1枚引く。
-
条件の達成が容易な上に、テンポを崩さず展開できる優秀なドローエンジン。
-
-
主なシナジーと使い方
-
フラッシュバックや頑強、「墓所這い」など、墓地利用型デッキと高相性。
-
「祖先の幻視」「宝船の巡航」など、墓地からのカード追放を活用するカードとも好相性。
-
コストに対して戦闘力も高く、序盤から攻防に貢献可能。
-
-
モダンでの活躍
-
著名プレイヤーAspiringspikeがスゥルタイ版マークタイドで採用し、5勝0敗を記録。
-
主力アタッカーである「超能力蛙」「忌まわしき眼魔」などとの墓地シナジーが強力。
-
緑マナをタッチする理由が本カードだけという構成からも評価の高さがうかがえる。
-
-
ヴィンテージでも活躍
-
CrazyDiamond513がディミーア・ルールスデッキで3枚採用し、ヴィンテージリーグで5勝0敗。
-
「夢の巣のルールス」の能力で使い回せる2マナ以下のカードとして理想的。
-
「超能力蛙」「宝船の巡航」などの定番カードとも連携し、継続的なアドバンテージを確保。
-
まとめ:墓地シナジーとテンポの結晶、今後のフォーマットを左右する存在か
「キシュラの掠め飛び」は、絶妙なバランスでデザインされた、汎用性と実用性を兼ね備えたカードだ。
派手な効果ではないものの、モダンやヴィンテージといった高競技環境でも通用するポテンシャルを持ち、すでに実績を上げている。
特に、墓地を多用するテンポデッキにおいては、マナ効率よくドローを重ねられるこのカードは、非常に魅力的な選択肢となっている。
今後、より多くのプレイヤーがこのカードを採用することで、『タルキール:龍嵐録』はエターナルフォーマットにおける転換点となるかもしれない。
シミックという色の組み合わせが「壊れカード」の温床ではなく、こうした絶妙なパワーバランスのカードを提供できるという事実に、プレイヤーとしても期待が高まるばかりだ。
今後のメタゲームにおいて、この“滑空者”がどれほどの高みまで飛翔するか、注目していきたい。
「キシュラの掠め飛び」は『タルキール:龍嵐録』に収録されています。
『タルキール:龍嵐録』は↓から購入できます。
MTGRocks様にて記事が公開されました。
MTGRocks様の記事をチェック
コメント