スパイダーマンの伝説カード、スタンダードの強力シナジーで214%の高騰。 – マジック:ザ・ギャザリング

mtgrocks

【MTGRocks】記事情報:スパイダーマンの伝説カード、スタンダードの強力シナジーで214%の高騰。

 

 

 

スタンダード環境が現在、安定どころか停滞に近い状態です。
特に『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』発売以降、注目されるべき新たな戦略やカードが登場しているものの、依然として「イゼット・大釜」や「赤単・アグロ」が幅を利かせ、地方店舗ではスタンダード・リージョナル予選すら開催に苦慮するほどです。
そんな中、意外にも「スーペリア・スパイダーマン」という“スリーブ抜け”状態だったカードが、反メタ指向の構築で急速に価格上昇を見せています。

要点解説

  • 「イゼット・大釜」「赤単・アグロ」による環境支配
    スタンダードではこれら2つのデッキがトップを独占しており、新しい構築の入り込む余地が非常に限られています。
    多くのプレイヤーが大会への参加意欲を失い、イベントそのものが成立しない店舗も出ています。

  • 「スーペリア・スパイダーマン」の発見されたシナジー
    発売当初は見過ごされていた「スーペリア・スパイダーマン」ですが、「最後の贈り物の運び手」との相性が話題に。
    墓地に「最後の贈り物の運び手」を置いた状態でスーペリアを唱えると、相手全体除去+自己墓地蘇生という破壊力のある動きが可能になります。

  • スゥルタイ・セルフミルの台頭
    墓地利用を軸にした「スゥルタイ・セルフミル」は、環境トップの両デッキに対して有効な対策となりうる存在です。
    特に「イゼット・大釜」に対しては、サイドボードでアーティファクトやエンチャント除去を投入できる点が強み。

  • 価格上昇の推移
    「スーペリア・スパイダーマン」は最安で約137円だったところから、10月現在では最高値で約429円にまで上昇。
    およそ214%の価格上昇を記録しました。
    拡張アート版でも約297円から約473円まで値上がりしています。

  • 他フォーマットでの活用も拡大中
    パイオニアでは「縫い師への供給者」などのサポートも豊富で、セルフミル型の強さが活かされやすく、デュエル・コマンダーでは「スーペリア・スパイダーマン」をジェネラルに据えたデッキがMagic Onlineのトライアルで優勝するなど、広がりを見せています。

  • 今後の懸念材料
    ただし、このカードの価値が今後も維持されるかは不透明です。
    11月10日に予定されているスタンダードの禁止改定次第では、スゥルタイ・セルフミルにとって有利なマッチアップが消滅する可能性も。
    逆に「イゼット・大釜」が弱体化すれば、さらなる追い風になるでしょう。

まとめ

現在のスタンダードは、固定化されたトップメタが環境全体の活気を損なうという悪循環にあります。
しかし、そんな中で「スーペリア・スパイダーマン」のようなカードが評価を上げ、新たな構築として注目される動きも見られます。
スタンダードの命運を左右するであろう11月10日の禁止・制限改定に向けて、今後の環境変化は要注目です。
いまのうちに次の一手となるカードを見極めておくのも、賢い選択かもしれません。

「スーペリア・スパイダーマン」は『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』に収録されています。
『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』は↓から購入できます。

MTGRocks様にて記事が公開されました。
MTGRocks様の記事をチェック

コメント

タイトルとURLをコピーしました