【MTG公式】記事情報:『タルキール覇王譚』デザインハンドオフ、パート2
『タルキール覇王譚』のデザインプロセスに関する開発資料が公開され、その詳細が明らかになった。
この記事では、その内容を要約し、セットの設計思想や主要なメカニズムについて解説する。
要点解説
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戦乱の舞台を演出するための要素
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氏族ごとに異なる特徴を持つ戦士たち。
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不信感と秘密主義を醸し出すデザイン。
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戦争が絶えない世界観を反映したゲームプレイの工夫。
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変異メカニズムの採用理由
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セットの核となるメカニズムとして不可欠だった。
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隠された情報を利用することで、駆け引きの要素を強化。
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氏族ごとに異なる変異の使い方を設計。
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変異が戦闘をより予測困難なものにし、心理戦を生み出す。
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戦闘と情報の駆け引きを重視
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プレイヤーが相手のカードを覗く(ピーピング)手段を用意。
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強襲などの戦闘に影響を与える要素を強化。
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相手の行動の意図を読み解く要素を増やし、より戦略的なプレイを促進。
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部族シナジーと勢力の関係
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氏族ごとに異なるメカニズムを持ち、相互作用を考慮。
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「戦士」部族を強化する要素を導入。
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それぞれの氏族のキーワードが組み合わさるようにデザイン。
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多色環境の構築とマナ基盤
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極端な多色環境にはせず、シンプルな多色構成を維持。
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三色伝説クリーチャー(神話レア)の導入。
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三色魔除け(アンコモン)や三色土地(アンコモン)を採用。
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「敵対色」二色のカードを多めに配置し、リミテッド環境での柔軟性を確保。
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戦場の不確実性を高める仕掛け
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変異を中心に、戦闘の結果を予測しにくい構造を強化。
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伏せられたクリーチャーが何なのか、相手に考えさせるデザイン。
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さまざまな戦闘関連のキーワードを組み込み、戦闘を促進。
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まとめ
『タルキール覇王譚』のデザインは、戦乱の時代を象徴する氏族の特色と、それに応じたゲームプレイの戦略性を重視して作られた。
特に変異というメカニズムを軸に、隠された情報を扱う駆け引きや、戦闘における不確実性を演出することに重点を置いている。
また、セット全体を多色環境にしつつも、極端な多色推奨ではなく、リミテッドや構築でのプレイのしやすさを考慮したデザインとなっている。
このように、『タルキール覇王譚』は、世界観とゲームプレイを融合させたユニークなセットとして設計され、プレイヤーに新たな戦略的な体験を提供するものとなっている。
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