【MTGRocks】記事情報:『タルキール:龍嵐録』のアンコモンは、スタンダード最高のデッキの有力候補です。
『タルキール:龍嵐録』のカード公開が終盤を迎える中、注目を集めているのが「陽光真珠の麒麟」。
一見すると地味なアンコモンですが、現行スタンダード環境で猛威を振るっている「エスパー・ピクシー」との相性が抜群で、加えて不遇だった「白単トークン・コントロール」にも光明をもたらす可能性があります。
「陽光真珠の麒麟」の基本性能と特徴
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マナコストとスペック
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1白(合計2マナ)
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2/1、瞬速、飛行
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戦場に出たとき、自身以外の自軍の土地でないパーマネント1つを手札に戻す。
その対象がトークンなら1ドロー
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強み
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瞬速で使えるため、除去に対応してクリーチャーを救出できる。
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トークンをバウンスすれば実質的なカードアドバンテージが得られる。
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対象が「他のパーマネント」なので、自軍の盤面が空でも無理なく出せる。
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弱点
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バウンスが「任意」ではなく強制である点。
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エントリー時誘発能力なので、対象が除去されると不発になることも。
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採用候補①:エスパー・ピクシー(スタンダード Tier上位デッキ)
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デッキの特徴
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小型パーマネントを何度も出し入れしてアドバンテージを稼ぐ「バウンス系コントロール」。
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「この町は狭すぎる」「養育するピクシー」などバウンス連打でアド稼ぎ。
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「逃げ場なし」「喝破」などインスタントの妨害呪文との相性が良好。
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「陽光真珠の麒麟」の役割
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瞬速バウンス要員+トークン消費によるドロー源。
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フェアなバウンスで、地図・トークンや一時的なバフトークンを有効活用。
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「嵐追いの才能」や「悪意ある呪詛術士」で出るトークンと相性良し。
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比較対象:「孤立への恐怖」
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2マナ・2/3で、追加コストとしてバウンスするカード。
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「陽光真珠の麒麟」は瞬速で柔軟だが、耐久性や即効性で「孤立への恐怖」に軍配。
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主流構成では「陽光真珠の麒麟」と「孤立への恐怖」を併用する構成が最適解になる可能性大。
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採用候補②:白単トークン・コントロール(中堅デッキ)
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デッキの特徴
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「世話人の才能」「永劫の無垢」などでアドを稼ぐトークン・ベースの中速コントロール。
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「人参ケーキ」、「跳ねる春、ベーザ」など場持ちするアーティファクトやトークンを活用。
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「太陽降下」で盤面リセット後に手札差で再展開するスタイル。
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「陽光真珠の麒麟」の恩恵
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トークン→ドローのギミックで継戦力アップ。
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トークンだけでなく、「骨化」などの除去エンチャントも回収可能。
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手札に戻すことで、「跳ねる春、ベーザ」や「人参ケーキ」の使い直しが可能。
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評価
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環境トップには届かないが、「陽光真珠の麒麟」の登場で再注目される可能性あり。
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「失せろ」などと合わせて構えることで、インスタント対応がしやすくなるのも利点。
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まとめ:地味だが確実に環境を変える1枚、「陽光真珠の麒麟」の将来性に注目
「陽光真珠の麒麟」は派手さこそないものの、瞬速+バウンス+ドローという小回りの効く効果でエスパー・ピクシーにおける追加リソース要員として極めて優秀です。
また、長らく目立たなかった「白単トークン・コントロール」でも、トークン消費型のアド源としての期待がかかっています。
インスタントタイミングで柔軟に機能し、デッキ構築の自由度を広げてくれる「陽光真珠の麒麟」。
環境によって主役になる可能性も十分にあり、サイドボード要員としても活躍が見込まれます。
現状はアンコモンカードとしてお手頃価格で入手可能なため、今のうちに複数枚確保しておくのも一つの選択肢です。
ドラゴン嵐の中、小さな麒麟が環境を揺るがすかもしれません。
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