【MTGRocks】記事情報:『タルキール:龍嵐録』のジンがMTGの人気アーキタイプに革命を起こす。



『タルキール:龍嵐録』の発売から1週間以上が経ち、プレイヤーたちは新カードの活用法を日々模索している。
その中で、当初注目されなかった「絶縁の僧侶」が、モダンフォーマットで脚光を浴び始めている。
今回はこのカードが活躍する「アブザン・出産の儀」デッキの構成と戦略、そして現環境における有効性について解説する。
要点解説
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「アブザン・出産の儀」とは?
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「出産の儀」を中心に据えたミッドレンジデッキ。
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クリーチャーの「戦場に出たとき」の能力を繰り返し活用し、継続的にアドバンテージを得る構成。
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主力クリーチャーには「永遠の証人」や「白蘭の幻影」などが採用されている。
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「儚い存在」による瞬間的なバリュー拡大が鍵。
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「出産の儀」の強み
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「出産の殻」と違い、初期コストはわずか2マナ。
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エンドステップで必ずクリーチャーを生け贄にする必要はなく、柔軟な運用が可能。
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トリガー能力を活かす構成により、戦況を着実に有利に展開できる。
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「絶縁の僧侶」の役割と強み
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モダンにおいて新たな対コンボカードとして機能。
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対「アミュレットタイタン」や「ベルチャー」などのコンボデッキに対し、手札から重要カードを追放可能。
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「儚い存在」と組み合わせることで、1枚で2枚の手札を奪える展開も可能。
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3/3の接死持ちで、アグロに対しても一定の抑止力を持つ。
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マッチアップごとの評価
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有利:「エルドラージ・ランプ」、「アミュレットタイタン」、「ベルチャー」、果敢系
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やや不利:「ボロス・エネルギー」、「ルビーストーム」(除去やテンポに弱い)
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柔軟性のある構成により、メタゲームに応じた調整がしやすい。
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「機械の母、エリシュ・ノーン」などのシングルトン採用も有効。
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課題と今後の展望
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デッキ全体としてはやや遅めの構成であるため、速攻系やコンボには明確な対策が必要。
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除去の密度は高くなく、「ゴブリンの砲撃」のようなリソース消耗系への対策が必要。
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とはいえ、「出産の儀」による柔軟な動きは他デッキにはない魅力であり、「絶縁の僧侶」の導入により、さらなる対応力が得られた。
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まとめ
『タルキール:龍嵐録』の中でも静かに注目を集め始めた「絶縁の僧侶」は、モダンにおける「アブザン・出産の儀」デッキの可能性を大きく広げる一枚だ。
コンボデッキに対する明確な解答として機能しつつ、バリュー重視の構成に自然と溶け込む柔軟性も兼ね備えている。
まだTier上位に食い込むには課題も多いが、メタに応じて適応するその姿勢こそが、「出産の儀」の真骨頂と言えるだろう。
「絶縁の僧侶」の登場により、モダンの環境に一石を投じる存在になりつつある。今後、さらなる進化が期待される。
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