【MTGRocks】記事情報:MTG 興奮の憶測で価格が266%高騰。
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MTG界で最も注目されたニュースのひとつが、新たに導入された「統率者戦ブラケット」だ。
このシステムは、統率者戦のマッチングをより明確にし、プレイヤーが適切なゲーム環境を選びやすくすることを目的としている。
しかし、それだけではなく、新たな「ゲームチェンジャーリスト」の導入により、禁止・解除の可能性も浮上している。
特に4月に予定されている統率者戦の禁止・解除リストの更新により、一部のカードの価格が急上昇している。
その中でも、かつて禁止され、現在も強力すぎると評価される「船殻破り」が市場で再び注目を集めている。
今回の価格上昇の背景と今後の展望について解説していこう。
要点解説
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「船殻破り」とは?
- 2020年発売の「統率者レジェンズ」で登場した青のクリーチャー。
- 対戦相手が通常のドロー以外でカードを引くたびに、代わりに自分が「宝物・トークン」を得る能力を持つ。
- 瞬速を持ち、対戦相手の手札補充を封じつつ、自身のマナ加速を可能にする。
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なぜ「船殻破り」が強すぎるのか?
- 統率者戦では「リスティックの研究」「神秘の聖域」など、追加ドローが多くのデッキに採用されているため、それを一方的に封じられるのが極めて強力。
- 「Wheel of Fortune」や「意外な授かり物」と組み合わせることで、相手の手札をすべて捨てさせた上で、大量の宝物・トークンを獲得可能。
- かつて統率者戦では猛威を振るい、2021年に禁止された経緯がある。
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現在の価格動向
- 禁止前の価格:約4,228円
- 禁止後の価格:約151円
- 現在(2月時点):約831円に上昇
- 拡張アート版(非Foil):最高約1,208円
- Foil版:約2,265円以上で取引
- 新バージョン(『Mystery Booster 2』版) も市場に登場したが、価格は通常版とほぼ同じ水準。
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価格上昇の要因
- 4月に予定されている「統率者戦の禁止・解除発表」により、一部のプレイヤーが投機的に購入を進めている。
- 統率者戦以外のフォーマット(レガシー、ヴィンテージ)ではほとんど採用されていないため、純粋に「禁止解除の期待感」が価格上昇の主因となっている。
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今後の予測
- 禁止解除の可能性は低い
- 「船殻破り」は統率者戦の環境に悪影響を与えるカードとして広く認識されており、過去の禁止決定も妥当なものであった。
- 特にカジュアルな統率者戦では、対戦相手のリソースを完全に封じる戦略は好まれず、ゲームバランスを崩す要因になり得る。
- 価格の持続性は不透明
- 4月の発表で禁止が解除されなければ、価格は再び約151円程度に戻る可能性が高い。
- 逆に、もし解除された場合、再び4,228円以上に高騰する可能性がある。
- 禁止解除の可能性は低い
まとめ
「船殻破り」の価格は、統率者戦の禁止解除の噂によって急騰している。
しかし、その強力すぎる能力と過去の禁止理由を考慮すると、解除の可能性は極めて低い と考えられる。
4月の発表で再び禁止が確定すれば、価格は元の水準に戻るだろう。
もし「船殻破り」を持っているなら、今の高値で売却するのも選択肢の一つだ。
ただし、万が一解除された場合には、価格が一気に跳ね上がる可能性もあるため、リスクを考慮して判断するのが賢明だろう。
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