【MTG公式】記事情報:「有翼の叡智、ナドゥ」のモダンでの禁止について
『モダンホライゾン3』のリードデザイナーとして、今回のデザイン上の判断ミスについて共有したいと思います。
特に「有翼の叡智、ナドゥ」というカードが引き起こした問題について、プレイヤーの皆さんに説明し、今後の改善に向けた取り組みをお伝えします。
要点解説
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「有翼の叡智、ナドゥ」のデザインミス
- 「有翼の叡智、ナドゥ」は、「手甲」や「コーの先導」との組み合わせで、デッキ全体を引くことが可能なコンボを生み出しました。
- 最初は大きな問題と認識されていませんでしたが、Pro Tour Modern Horizons 3での結果により、その強力さが明らかになりました。
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大会での影響
- このデッキは大会で59%の勝率を記録し、Simon Nielsonが優勝しました。
その後もオンラインで強力な存在感を示し続けています。 - 「忍耐」と「春心のナントゥーコ」を使用した複雑なコンボは、特に時間がかかるため、大会運営上の問題を引き起こしました。
- このデッキは大会で59%の勝率を記録し、Simon Nielsonが優勝しました。
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禁止措置とその理由
- 「有翼の叡智、ナドゥ」は、長期的に見ても大会の楽しさや運営に悪影響を与えるため、禁止されることになりました。
- 他の組み合わせカードを禁止しても問題は解決されず、ナドゥの存在自体が問題の根本原因とされました。
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デザインプロセスの見直し
- ナドゥの最終テキストは、プレイテストや他の部門による確認が行われなかったため、問題が見逃されてしまいました。
- 今後は、デザイン上のリスク管理を強化し、全ての関連グループが十分に意見を出せるようにすることが重要とされています。
まとめ
『モダンホライゾン3』のデザインにおける失敗から多くの学びを得ました。
特に、カードが大会やプレイ環境に与える影響をより深く理解し、今後のリスクを軽減するための取り組みを強化していくことが重要です。
「有翼の叡智、ナドゥ」の禁止は痛みを伴う決断でしたが、今後のゲームデザインの改善に向けた一歩となるでしょう。
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