【MTGRocks】記事情報:ハズブロがMTGの収益が45%増加を発表

ハズブロ社が2025年第1四半期の決算報告を発表し、その中でMTGが前年同期比で45%の収益増を記録したことが明かされました。
中国との関税問題が同社全体に影響を与える中で、MTGはその影響をほとんど受けず、好調を維持しています。
主なポイント
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収益増加の主因は「バックリスト商品」
CEOのクリス・コックス氏によると、売上増の最大要因はバックリスト(過去商品の再販)。
中でも『霊気走破』や『ダスクモーン:戦慄の館』といった既存セットの販売が好調だったとされ、これらの売上が大きく貢献しました。 -
Secret Lairと最新セットも好調
・『タルキール:龍嵐録』の事前予約が好調で、Q2でも高い売上が期待されています。
・『Secret Lair』シリーズも順調に売上を伸ばしており、収益向上に貢献。 -
『Final Fantasyコラボセット』が史上最高の初日販売見込み
コックス氏は、「FFコラボセットは発売初日におけるMTG史上最高の売上になる」と述べており、Q2の売上の柱になると見られています。 -
関税の影響はほぼなし
・MTGの製造拠点は主に米国、ヨーロッパ、日本であり、中国製造が中心の製品と異なり、関税の影響は軽微。
・ただし、スリーブやバインダーなどの周辺アイテムについては、BCW社が中国製品に対し34%の追加関税を導入すると発表しており、周辺グッズに影響が出る可能性があります。 -
プレイヤーベースの拡大が要因
コックス氏は「プレイヤーベースが拡大していることで、より多くの商品展開が可能になり、収益機会も増えている」と指摘。
「Universes Beyond」シリーズによる新規層の流入が、成長の鍵になっているようです。
まとめ
今回の決算報告から明らかになったのは、マジック:ザ・ギャザリングが一過性のヒットではなく、継続的な成長軌道にあるということです。
タルキールやFinal Fantasyのような話題性のある新セットももちろん重要ですが、最も収益に貢献しているのは、過去のセットや再販商品の安定した売上という点は注目に値します。
関税の影響も最小限に抑えられており、プレイヤーにとっても安心材料が多い四半期となりました。
プレイヤーベースの拡大が続く限り、今後もMTGはさらなる進化を続けていくことでしょう。
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