【MTGRocks】記事情報:『ファイナルファンタジー』のシナジーで4マナのエンチャントが800%上昇。


『タルキール:龍嵐録』のリリースも落ち着き、マジック:ザ・ギャザリングの次なる注目は5月10日に本格的な情報公開が予定されている「ファイナルファンタジー」セットだ。
すでにハズブロは「歴代最高の予約売上を記録した」と発表しており、プレイヤーたちの期待は高まる一方である。
このセットに登場予定の統率者カードが一部先行公開されており、既存カードとの相性によって市場価格に大きな影響を与え始めている。
その代表例が、17年前のシャドウムーアで登場した「恐君主の兜」だ。
注目ポイント
-
「恐君主の兜」とは?
-
『シャドウムーア』初出のオーラカード。
青黒のクリーチャーに+2/+2修整と、戦闘ダメージを与えるたびにドロー&相手のハンド破壊という効果を付与。 -
パワーはあるものの、装備制限とコストの重さから長らく日の目を見なかった。
-
-
突然の価格上昇、その理由は?
-
新たに公開されたファイナルファンタジーの統率者「魔女、ヤシュトラ・ルル」との強力なシナジーが発見されたため。
-
高コストカードをライフ吸収リソースとして扱うヤシュトラと、ガストロードのドロー効果・パンプ効果が絶妙にかみ合う。
-
-
価格推移の具体例
-
公開前:1枚約36円で取引されるコモンカード。
-
公開直後:約57円に上昇。
-
しばらくして約158円で安定。
-
直近では約1,419円まで急騰し、状態の良い在庫はほとんど枯渇。
-
-
このカードの供給状況とリスク
-
初出が2007年で再録なし。ローワイン・ブロックのカードは総じて印刷数が少なめで、特に美品は希少。
-
今後、ヤシュトラがメインの統率者デッキ「サイオンズ・スペル」に収録された場合、大きな価格暴落の可能性も。
-
まとめ:短期的注目は間違いなし、長期投資は慎重に
「恐君主の兜」は、ファイナルファンタジーとの統率者セットとの相性から突如注目を浴び、高騰を見せている。
特にプレイヤーがヤシュトラデッキを組むにあたり、高コストかつ高相性の装備カードとして価値が見直されたのだ。
ただし、こうした統率者由来の価格高騰は一時的なことが多く、再録リスクも常に付きまとう。
今後「サイオンズ・スペル」デッキに再録されれば、需要は一気に収束し、価格も元通りになる可能性が高い。
現在の価格はすでにピーク水準にあり、投資としてはリスクが大きい。
一方で、今後の正式公開でさらなる需要増があれば、もう一段階の上昇もありえる。
とはいえ、現時点での購入は「記念に1枚持っておく」程度の心づもりで、慎重な判断が求められるだろう。
MTGRocks様にて記事が公開されました。
MTGRocks様の記事をチェック
コメント