【MTGRocks】記事情報:色物の7マナ・アーティファクトがモダンでまさかの勝利を掴む。



現行の『モダン』環境にマンネリを感じているプレイヤーに朗報です。
アグロとコンボが支配する中、まさに“箱から飛び出したニコル・ボーラスのお気に入りのおもちゃ”が活躍し始めました。
それが、注目の「ジャンド「王神の贈り物」デッキ」です。
今週開催されたMTGOモダン・ゴールドリーグで5勝0敗の好成績を収め、一気に注目の的となりました。
デッキの特徴と戦略
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主役は「王神の贈り物」
通常は統率者戦向けとされるこのアーティファクトを、ジャンドカラー(黒赤緑)で構築されたデッキに採用。
リアニメイト(墓地からクリーチャーを場に出す戦略)に使われ、特に「残虐の執政官」や「穢すもの、ウラモグ」を使って即勝利を狙う構成です。 -
実用性を高めるギミック
高コストの「王神の贈り物」を唱える代わりに、「変容する森林」を使って土地から変身させて場に出すテクニックが採用されています。
この土地はマナ基盤に自然に組み込める上に、自己完結型のリアニメイト手段でもあります。 -
大量の自己墓地肥やしカードを搭載
「信仰無き物あさり」や「邪悪鳴らし」など、手札からカードを捨てながら墓地を肥やせるカードを多数採用。 -
除去と妨害も万全
「思考囲い」「致命的な一押し」など、モダンでお馴染みの強力な妨害カードも揃っています。
これらはゲーム序盤のアグロやコンボに対抗しつつ、墓地にカードタイプを増やすのにも一役買います。 -
サイドボードも実戦的
「強迫」「減衰球」「大爆発の魔道士」など、メタゲームに合わせた対策カードも完備。
特にエルドラージ・ランプやコンボ系デッキに強く出られる構成です。
注目カードと価格情報
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「王神の贈り物」
かつて『アモンケット』期に注目された伝説のアーティファクトが、モダン環境で再評価。
再録が少なく、流通価格は現在も約286円〜429円程度。 -
「穢すもの、ウラモグ」
滅殺Xを持つ超弩級クリーチャー。
トークンでも+1/+1カウンターが10個乗るので、14/14速攻で一気に勝負を決めます。 -
「変容する森林」
墓地利用とリアニメイトを両立するトリッキーな土地カード。
地味ながら今後注目されそうな存在です。
まとめ:懐かしのカードで環境に一石を投じる構築
「ジャンド「王神の贈り物」デッキ」は、モダンの停滞気味なメタに風穴を開ける存在です。
「王神の贈り物」の独特な挙動と、それを支える多彩な墓地操作・妨害・除去とのシナジーは見事。
「御霊の復讐」のように即勝利を狙う構成は、現環境のアグロやコンボにも十分に対抗できる力を秘めています。
Magicの面白さは、こうした意外なカードの再評価と革新的な構築にあります。
モダンで新しい体験をしたい方には、ぜひこのデッキの構築と運用を試してみることをおすすめします。
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