【MTGRocks】記事情報:赤単アグロがスタンダードの脅威を打ち破り、674人規模の大会で優勝。



SCG Con Orlandoで開催された「Magic Spotlight: Planetary Rotation」スタンダード大会には674人が参加し、賞金やプロツアー招待をかけて競い合いました。
支配的だったのは「イゼット・大釜」でしたが、優勝を手にしたのは意外にも「赤単アグロ」でした。
環境を突いたデッキ選択が功を奏した形です。
【要点まとめ】
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イベント概要
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1日目の使用率は「イゼット・大釜」が30%。
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2日目には54.1%まで増加する圧倒的存在に。
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しかし優勝は「赤単アグロ」で、トップ16にも赤単が5人入賞。
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赤単アグロの強み
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高速展開で序盤から相手に回答を迫る。
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「雇われ爪」「熾火心の挑戦者」で素早くライフを削る。
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「叫ぶ宿敵」は速攻で除去をかいくぐり、突破力を発揮。
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「剃刀族の棘頭」はドロー依存のイゼットに非戦闘ダメージを与え続け、長期戦で優位に。
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イゼット側はミラーマッチを意識して軽量除去を減らしており、赤単の脅威を処理しづらい環境に。
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トップ16の革新性
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赤単のうち3つのデッキが「最深の力、オヘル・アショニル」を採用。
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「剃刀族の棘頭」と組み合わせ、ドロー=4点ダメージという爆発力あるコンボを実現。
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「雇われ爪」「叫ぶ宿敵」や火力呪文も強化され、さらに脅威度が増す。
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「煮えたぎるバイパー」も投入され、イゼットの呪文に強く出られる構成に。
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除去の少なさを突いた戦略が功を奏し、トップ8にも食い込んだ。
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メタゲームの現状
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赤単の健闘は目立ったが、トップ8のうち6枠は「イゼット・大釜」が占有。
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トップ16の大半が「イゼット」か「赤単」で、他のデッキは1人のみ。
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環境が極端に偏っており、スタンダードの不健全さを示す結果となった。
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禁止改定は2か月以上先であり、それまでは「イゼット・大釜」環境が続く見込み。
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【まとめ】
SCG Con Orlandoでは「イゼット・大釜」が圧倒的な母数を占めた一方、優勝は「赤単アグロ」が手にしました。
高速展開と革新的なカード選択によってイゼットに対抗できる道筋を示しましたが、依然として環境は二極化が進み、不健全な状態が続いています。
禁止改定が先延ばしされている以上、当面はイゼットとの対戦を避けられない状況が続くでしょう。
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