197人参加のMTG大会でローグデッキが環境を支配。 – マジック:ザ・ギャザリング mtgrocks X Facebook LINE Pinterest LinkedIn コピー 2025.10.052025.10.06 目次 【MTGRocks】記事情報:197人参加のMTG大会でローグデッキが環境を支配。要点解説まとめ 【MTGRocks】記事情報:197人参加のMTG大会でローグデッキが環境を支配。 長らくスタンダード環境を支配してきたとされる「ビビ+アガサの魂の大釜(ビビ・大釜)」コンボ。しかし、最新のMagic Onlineスーパー予選(参加者197人)で、その構図に変化が見られた。優勝を飾ったのは意外にも「シミック・アグロ」。さらにトップ4のうち3つを“ローグデッキ”(想定外の構築)が占め、スタンダード環境に新たな風を吹き込んだ。 要点解説 イベント概要197名が参加したMagic Online Super Qualifierが開催され、MOCSポイントと地域選手権(Regional Championship)への出場権4枠が懸けられた。注目の「ビビ+アガサの魂の大釜」コンボは健闘したものの、上位入賞(招待獲得)には届かなかった。 優勝:「シミック・アグロ」長らく下位にとどまっていたアーキタイプが、ついに大会を制覇。「天才遺伝学者、ジャッカル」4枚体制が機能し、攻撃的かつ安定した展開を実現。特筆すべきは「神出鬼没の狩人、スーラク」をメインに採用した点で、通常はコントロール対策としてサイドボードに回るカードだが、除去が多い現環境ではメイン投入が功を奏した。サイドボードには「痛烈な質問」といった珍しい選択肢もあり、生物除去を重視したアグロ寄りの構成となっている。 2位・3位:「4色コントロール」ジェスカイ(青白赤)に黒を足した構成で、「不可避の敗北」がカギとなった。このカードは打ち消されず、あらゆるパーマネントを除去できるため、「ビビ・大釜」対策として非常に有効。構築の違いも興味深く、「炎魔法」を採用して横並びアグロを牽制するリストや、「忘れ去られし伝承のスフィンクス」「終止符のスフィンクス」など、コントロールミラーに強い構成も見られた。一方で、「呪われた録画」という高リスク・高リターンのカードも採用され、構築の自由度を示した。 4位:「ディミーア・ミッドレンジ」環境の常連アーキタイプであり、今回も安定した強さを発揮した。 トップ8入りの異端:「最後の贈り物の運び手」コンボ「スーペリア・スパイダーマン」のコピー能力を利用して墓地から大量蘇生を狙うコンボデッキ。「誉れある死者の目覚め」や「町の歓迎者」など、緑をタッチして対策と展開を強化。「幻獣との交わり」によって墓地肥やし、ドロー、クロックを兼ねる動きが可能。「アガサの魂の大釜」が主流ゆえに墓地対策が多い環境下で、あえてこの戦略で上位入りした点は注目に値する。 ビビ・コンボは本当に衰退したのか?トップ16には依然として6つの「ビビ・大釜」デッキが存在。ただし、今回の大会には紙のプロプレイヤー勢が参戦していなかった可能性があり、真の実力検証はこれから。11月の禁止改定で「ビビ・大釜」関連カードが禁止される可能性は高いが、今回の結果は「それ以外のデッキでも勝てる」ことを証明した。 環境全体の傾向コントロール系デッキが上位に多く、構築の多様化が進行。一方、モノレッドは最高順位が15位と不調。「アグロ・コントロール・コンボ」の三つ巴の構図が再び見られるようになった。 まとめ 今回のMagic Onlineスーパー予選は、スタンダード環境の変化を象徴する結果となった。「ビビ+アガサの魂の大釜」が依然として強力ではあるものの、「シミック・アグロ」や「4色コントロール」といったローグデッキの台頭が環境を活性化させた。禁止改定によるさらなる変動も予想されるが、今回の結果は「メタ外の発想でも勝てる」ことを証明。スタンダードはまだ終わっていない——197人の挑戦がその事実を示した。 【BOX】 マジック:ザ・ギャザリング マーベル スパイダーマン プレイ・ブースター BOX 英語版 | MTG 未開封 トレカ トレーディングカード Magic: The Gathering Marvel’s Spider-Man created by Rinker Amazon 楽天市場 Yahooショッピング MTGRocks様にて記事が公開されました。MTGRocks様の記事をチェック
長らくスタンダード環境を支配してきたとされる「ビビ+アガサの魂の大釜(ビビ・大釜)」コンボ。しかし、最新のMagic Onlineスーパー予選(参加者197人)で、その構図に変化が見られた。優勝を飾ったのは意外にも「シミック・アグロ」。さらにトップ4のうち3つを“ローグデッキ”(想定外の構築)が占め、スタンダード環境に新たな風を吹き込んだ。 要点解説 イベント概要197名が参加したMagic Online Super Qualifierが開催され、MOCSポイントと地域選手権(Regional Championship)への出場権4枠が懸けられた。注目の「ビビ+アガサの魂の大釜」コンボは健闘したものの、上位入賞(招待獲得)には届かなかった。 優勝:「シミック・アグロ」長らく下位にとどまっていたアーキタイプが、ついに大会を制覇。「天才遺伝学者、ジャッカル」4枚体制が機能し、攻撃的かつ安定した展開を実現。特筆すべきは「神出鬼没の狩人、スーラク」をメインに採用した点で、通常はコントロール対策としてサイドボードに回るカードだが、除去が多い現環境ではメイン投入が功を奏した。サイドボードには「痛烈な質問」といった珍しい選択肢もあり、生物除去を重視したアグロ寄りの構成となっている。 2位・3位:「4色コントロール」ジェスカイ(青白赤)に黒を足した構成で、「不可避の敗北」がカギとなった。このカードは打ち消されず、あらゆるパーマネントを除去できるため、「ビビ・大釜」対策として非常に有効。構築の違いも興味深く、「炎魔法」を採用して横並びアグロを牽制するリストや、「忘れ去られし伝承のスフィンクス」「終止符のスフィンクス」など、コントロールミラーに強い構成も見られた。一方で、「呪われた録画」という高リスク・高リターンのカードも採用され、構築の自由度を示した。 4位:「ディミーア・ミッドレンジ」環境の常連アーキタイプであり、今回も安定した強さを発揮した。 トップ8入りの異端:「最後の贈り物の運び手」コンボ「スーペリア・スパイダーマン」のコピー能力を利用して墓地から大量蘇生を狙うコンボデッキ。「誉れある死者の目覚め」や「町の歓迎者」など、緑をタッチして対策と展開を強化。「幻獣との交わり」によって墓地肥やし、ドロー、クロックを兼ねる動きが可能。「アガサの魂の大釜」が主流ゆえに墓地対策が多い環境下で、あえてこの戦略で上位入りした点は注目に値する。 ビビ・コンボは本当に衰退したのか?トップ16には依然として6つの「ビビ・大釜」デッキが存在。ただし、今回の大会には紙のプロプレイヤー勢が参戦していなかった可能性があり、真の実力検証はこれから。11月の禁止改定で「ビビ・大釜」関連カードが禁止される可能性は高いが、今回の結果は「それ以外のデッキでも勝てる」ことを証明した。 環境全体の傾向コントロール系デッキが上位に多く、構築の多様化が進行。一方、モノレッドは最高順位が15位と不調。「アグロ・コントロール・コンボ」の三つ巴の構図が再び見られるようになった。 まとめ 今回のMagic Onlineスーパー予選は、スタンダード環境の変化を象徴する結果となった。「ビビ+アガサの魂の大釜」が依然として強力ではあるものの、「シミック・アグロ」や「4色コントロール」といったローグデッキの台頭が環境を活性化させた。禁止改定によるさらなる変動も予想されるが、今回の結果は「メタ外の発想でも勝てる」ことを証明。スタンダードはまだ終わっていない——197人の挑戦がその事実を示した。
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