【MTGRocks】記事情報:奇想天外なコンボ戦略、スパイダーマンの対称効果を利用。



新たに大会使用が解禁された『スパイダーマン』および『領界路の彼方』のカードを用いた斬新なデッキが、早速モダンで成果を上げています。
人気配信者Aspiringspikeがモダンリーグで5勝0敗を達成し、その中心となったのが一見地味に見える新エンチャント「パーカー・ラック(ダスクモーンの取り立て)」でした。
デッキの特徴と勝利パターン
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「パーカー・ラック」の能力を最大活用
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本来は対称効果で相手に先に利得を与えるリスクがあるが、墓地とトップ操作を組み合わせることで一気に致命打を与えられる。
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代表例として「終末の影」を墓地に落とし、「魔女の小屋」でライブラリートップに戻し、エンドステップで相手に15点ライフロスを強制。
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代替プランの存在
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「計算された爆発」を用いた直接火力コンボも可能。
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「カザド=ドゥームのトロール」や「残虐の執政官」も公開時に大きなライフ損失を与えるため、複数の勝ち筋を確保。
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リアニメイト戦略との融合
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「信仰無き物あさり」や「苦々しい再会」で大型クリーチャーを墓地に落とし、「頑強」で早期に戦線へ。
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特に「残虐の執政官」を即座に速攻付きで戻せば、盤面と手札差を一気に広げられる。
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柔軟な妨害手段
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「思考囲い」によりコンボ対策や自身の墓地肥やしを両立。
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除去は「稲妻」を優先採用し、火力としてもフィニッシュを後押し。
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これによりアグロやコンボに幅広く対応可能。
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メタゲームにおける位置付け
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従来のリアニメイトとの差別化
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墓地対策を受けても「パーカー・ラック」でトップ操作から直接勝ち筋を狙えるため、プランが一方的に潰されにくい。
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「外科的摘出」に対しても、フェッチランドと「魔女の小屋」を組み合わせることで空振りさせるプレイが可能。
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多角的な攻め手
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「残虐の執政官」での早期制圧に加え、「パーカー・ラック」による継続的ライフロス圧力。
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単一の解答では止めにくい構成となっており、コントロールや除去主体のデッキにも強みを発揮。
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苦手な相手も存在
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「ボロス・エネルギー」のように素早く展開してくるデッキには、除去と干渉のバランスが重要。
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ただし、複数の勝利ルートを持つため、対応力は高め。
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まとめ
「スパイダーマン」セット収録の「パーカー・ラック」は、公開当初は地味に思われていましたが、トップ操作や墓地活用と組み合わせることで一撃必殺級の力を発揮することが判明しました。
さらに、リアニメイト要素を加えることでスピードと多角性を兼ね備え、墓地対策にも柔軟に対応できる点が魅力です。
現状では新しいアーキタイプとしての可能性を示す段階ですが、モダン環境において意外な台風の目となるかもしれません。
今後の大会での動向に注目が集まります。
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