【MTGRocks】記事情報:ビビ抜きイゼットの支配、追加禁止の必要性を浮き彫りに。



スタンダード環境では長らく「イゼット・大釜」が支配的な存在となってきました。
Wizards of the Coastは11月10日に「迷える黒魔道士、ビビ」を禁止すると示唆しましたが、最新の大会結果を見ると、それだけではイゼットが完全に抑え込まれるわけではない可能性が浮かび上がっています。
要点解説
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禁止予告の背景
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「イゼット・大釜」はSCG Con Orlando(参加者674名)でも2日目の使用率が54%以上と圧倒的。
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メタの歪みが顕著で、禁止は既定路線と考えられていた。
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ビビ抜きイゼットの台頭
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ある大会で「ビビ」と「アガサの魂の大釜」を抜いたイゼットが決勝進出。
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主軸は「プロフトの映像記憶」による継続的なアドバンテージ。
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「冬夜の物語」を捨てて「調和」で唱える動きが依然強力。
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追加の枠で「塔の点火」「洪水の大口へ」「削剥」など除去を厚くし、赤単や緑単に強く対応。
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構築のメリットとデメリット
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コンボ性と爆発力は落ちるが、除去の厚さでアグロに優位。
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「嵐追いの才能」や「降霜断崖の包囲」によるテンポ戦略で中速・コントロールにも対応可能。
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その結果、禁止後もイゼットが環境上位に残る可能性が高い。
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追加禁止の議論
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一部では「プロフトの映像記憶」こそ真のエンジンであり禁止対象にすべきとの声。
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現状のイゼットは除去・ドロー・クロックのバランスが良く、対策が難しい。
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「忌まわしき眼魔」「救いの手」といったカードを組み込めば更なる強化の余地も。
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禁止後のメタ展望
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青白コントロールは「ビビ抜きイゼット」に強く、カウンターやフィニッシャーで優位を取れる。
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環境全体ではアゾリウス、ディミーア中速、各種アグロがシェアを伸ばす可能性。
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ただし、イゼットが依然として過剰に強力なら、禁止追加の可能性も残る。
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まとめ
「迷える黒魔道士、ビビ」禁止は一見すると環境改善の一歩に見えますが、イゼットの本質的な強さは「プロフトの映像記憶」を中心としたカードアドバンテージにあるため、禁止だけでは支配力を削ぎきれない恐れがあります。
とはいえ、コンボ即死の脅威が消えることで、青白コントロールなどの新たな勢力が環境に入り込む余地は広がります。
今後のメタ次第では追加の禁止が検討される可能性もあり、スタンダードはなお流動的な局面を迎えそうです。
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