【MTG公式】記事情報:マジックにおける3つのプレイヤー心理プロファイル。



マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の開発陣が用いる用語「ティミー」「ジョニー」「スパイク」は、プレイヤーの動機や価値観に基づく「プレイヤー心理プロファイル(サイコグラフィック)」を指すものです。
この記事では、開発者マーク・ローズウォーターによる原点回帰と最新の考察をもとに、3つの代表的プレイヤー像を改めて解説します。
要点まとめ
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サイコグラフィックとは何か?
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サイコグラフィック・プロファイルは、プレイヤーの「なぜその行動を取るか」という心理的動機を探る分析手法。
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MTGのカードデザインにおいて、プレイヤーの嗜好を理解するために活用される。
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ティミー:「体験」重視のプレイヤー
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巨大クリーチャーやド派手な呪文、非日常的な体験を求める。
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プレイを通じて感情の高ぶりや共感、想像力を得ることに価値を感じる。
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デザインの焦点は「非現実的なことを可能にする」体験型カード。
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ジョニー:「自己表現」重視のプレイヤー
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デッキ構築やプレイスタイルを通じて自分の個性を示すことに喜びを見出す。
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独自の勝ち筋、意外性のある戦術、テーマ性を重視する。
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開発的には「構築意欲を刺激する」「開かれた発想を促す」カードが鍵。
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スパイク:「勝利・技術習得」重視のプレイヤー
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プレイを通して自分のスキルを磨き、強さを証明することを目指す。
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戦略的思考、記憶力、情報処理力、相手の読み合いなど多様な能力を駆使。
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デザイン的には「理解が深まるほど強くなる」カード、「相互作用の強い」カードが好まれる。
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名付けの重要性と進化
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「ティミー」「ジョニー」「スパイク」はそれぞれ異なるタイプのプレイヤーを表現するためにマークが命名。
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後に性別を中立化したバリエーションとして「タミー」「ジェニー」なども登場したが、基本の考え方は同じ。
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まとめ
マジックの世界では、プレイヤーの勝ち方や楽しみ方は十人十色です。
「派手で楽しい体験がしたいティミー」「自分だけのデッキで輝きたいジョニー」「勝利こそが目的のスパイク」――それぞれが違う価値観を持ちながら、同じゲームを楽しんでいます。
カードデザインも、これらのプレイヤータイプを意識して行われており、マジックが多様な層に支持される理由の一つです。
この記事で紹介されたサイコグラフィック・プロファイルは、単なる分類ではなく、「なぜそのカードが好きなのか」「なぜそのデッキを使うのか」といったプレイヤーの本質に迫るものです。
自分がどのタイプかを知ることで、より深くマジックを楽しめるかもしれません。
そして、ティミー、ジョニー、スパイク――あなたはどのプレイヤー?
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