【MTGRocks】記事情報:ファイナルファンタジーのサプライズスポイラーで優勢デッキをさらに押し上げる可能性。



2025年5月10日にPAX Eastで予定されている『マジック:ザ・ギャザリング』と『ファイナルファンタジー』のコラボセット正式発表を目前に控え、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは「過激な淑女、シャントット」という新カードを先行公開した。
『ファイナルファンタジーXI』で人気の高いキャラクター、シャントットがMTGの世界に参戦し、独自の性能を持つイゼット(青赤)系の伝説のクリーチャーとして登場している。
【要点解説】
■ シャントットのカード性能
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マナコスト:1青赤(計3マナ)
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ステータス:0/4、ドワーフ・ウィザード(伝説のクリーチャー)
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能力:非クリーチャー呪文を唱えるたび、その呪文に支払ったマナ分パワーを一時的に得る。
4マナ以上なら1枚ドロー。 -
特長:高タフネスで序盤の壁となりつつ、マナ消費の大きい呪文と併用すれば手札補充も可能。
■ ゲーム的評価と制限
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利点:マナ支払量に応じた強化効果は既存の果敢系カードより柔軟で強力。
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制約:「マナ支払量」による参照のため、マナコスト軽減などと組み合わせた悪用は不可(例:「豆の木をのぼれ」のようなループは不可能)。
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評価:極端な悪用を防ぎつつ、コントロールからアグロまで幅広く活用可能な調整がなされている。
■ イゼット・果敢との相性
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デッキ概要:「コーリ鋼の短刀」の登場で成長中のアグロ系デッキ。低コスト呪文を多数投入。
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シャントットの役割:従来の速攻型カードとは異なり、やや遅めだが高耐久+爆発力を提供。
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評価:3マナでやや重く、即効性に欠けるが、非クリーチャー呪文との相乗効果により終盤の一発が狙える。
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特筆点:「噴出の稲妻」のキッカーなどでドロー能力を活用できるシナジーも存在。
■ ジェスカイ・コントールへの可能性
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デッキ概要:高マナ非クリーチャー呪文を活用するコントロール型デッキ。
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相性の良いカード:「ジェスカイの啓示」「巻きつき捕らえ」「三歩先」など、4マナ以上の呪文と組み合わせてドロー&高パワー化が可能。
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評価:序盤はブロッカー、中盤以降はフィニッシャーとして機能しうる。
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用途:基本的にはサイドボード向け。攻めの選択肢を増やす柔軟性を持つ。
【まとめ】
「過激な淑女、シャントット」は、ファイナルファンタジーXIの人気キャラをベースにした、ユニークな能力を持つMTGカードである。
イゼットカラーの特性を活かし、非クリーチャー呪文を活用するアーキタイプで真価を発揮する。
特に「イゼット・果敢」や「ジェスカイ・コントール」といった新世代のスタンダードデッキとの相性が良く、今後の環境次第ではキーカードに成長する可能性もある。
派手さはないが、優れた調整と汎用性を兼ね備えた一枚として、発売前から注目を集めている。
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