【MTGRocks】記事情報:MTGのメジャートーナメントで格安のダスクムーンの伝説が輝く。



『ダスクモーン:戦慄の館』で登場した「逃げ足速い生存主義者、ノリン」は、当初は注目されながらも、長らく競技環境では活躍の場がなかったカードだ。
しかし、最近のデュエルコマンダートライアルで2つのノリンデッキがトップ8入りを果たしたことで、突如脚光を浴びている。
しかもそのデッキは、他の競合デッキと比べて驚くほど低予算で構築できる点も注目されている。
【要点解説】
■ 「逃げ足速い生存主義者、ノリン」とは?
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1マナで出せる2/1のクリーチャー。
自軍のクリーチャーがブロックされるとデッキトップを追放し唱えることができる効果で、戦線の維持力に優れる。 -
特に1~2マナ域のクリーチャーとの相性が良く、全体で13枚以上の1マナ域を採用する構成が主流。
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火力呪文も多数投入されており、「稲妻」や「火炎破」など、20点ライフ制のデュエルコマンダーでは高い決定力を発揮。
■ 圧倒的な低予算構築が魅力
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Manalacioのリスト:約13,013円
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Beraldiのリスト:約21,593円
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参考:大会出場他デッキの最低価格は約57,200円、上位は約286,000円以上も。
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一部高額カード(「叫ぶ宿敵」「変わり谷」など)を省けば、約7,150円以下でも構築可能。
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MTGO(Magic Online)なら両方のリストが約3,575円以下で入手可能とさらにお得。
■ 環境における評価と今後の課題
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現在のデュエルコマンダー環境は攻撃的なデッキが支配的。
代表例は「ブルース・タール/永久忠義の義丸」「火の怒りのタイタン、フレージ」「ゴンドールの王、アラゴルン」。 -
これらは白マナを使用し、ライフゲインなどの防御手段が豊富で、ノリン単体では対応が難しい場合も。
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対抗策として、Beraldiは「月の大魔術師」を採用。多色土地を多用するアラゴルンデッキには強力なメタ。
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「血染めの月」も低価格で導入可能で、予算内でのメタ構築も可能。
【まとめ】
「逃げ足速い生存主義者、ノリン」は、デュエルコマンダー環境において低コストながら高いパフォーマンスを見せる注目株だ。
赤単という制限はあるものの、小型クリーチャーと火力の連携、そして再利用性の高さによって、予想以上の打撃力と粘り強さを発揮する。
しかも、ほかの競合デッキの数分の一の費用で構築できる点も、現代の経済状況下では大きな魅力といえる。
今後のメタの動向次第ではさらなる活躍が期待されるが、すでに「安くて強い」選択肢として、十分に注目に値する存在となっている。
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