使い物にならなかった怪物たちが、MTGの古典的アーキタイプの新解釈で輝く。 -マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:使い物にならなかった怪物たちが、MTGの古典的アーキタイプの新解釈で輝く。

Magic: The Gatheringのパウパーフォーマットでは、長年にわたりトロンデッキが定番の一角を占めてきました。
そんな中、従来のコンボ型とは異なる新たなアプローチ「続唱・トロン」が注目を集めています。
今回はその戦略と強み、課題を解説します。

続唱・トロンの要点まとめ

・基本戦略は従来のトロンと同様
「ウルザの鉱山」、「ウルザの魔力炉」、「ウルザの塔」の3種の土地を早期に揃え、7マナを確保するのが基本。
「探検の地図」、「古きものの活性」などで土地をサーチする。

・差別化ポイントは大型クリーチャーと続唱
トロン完成後は「大渦の巨人」や「苛立つアルティサウルス」などの大型クリーチャーを展開し、続唱で追加の脅威を呼び込む。
「気前のよいエント」は序盤に森をサーチしつつ、中盤以降は戦力としても活躍。

・アーティファクト活用で安定性向上
「予言のプリズム」、「魔法使の打ち上げ花火」、「キャンディーの道標」などのアーティファクトでドローとマナの色調整を行い、サイドボード後の多色カードにも対応可能。

・注目カードとコンボ
「流れ込む知識」は5マナで6~8枚のドローが可能で、特に「大渦の巨人」からの続唱で引ければ強力。
「ピナクルの突撃艇」は10点ダメージで多くのパウパーの脅威を除去でき、さらに7/7飛行クリーチャーに変身する能力も持つ。
「ファングレンの匪賊」は5/5のサイズに加え、アーティファクトが墓地に落ちるたびにライフを得られる能力を持ち、アグロデッキに対して耐久力を発揮。

・メタゲームでの立ち位置
青単・トロンに対しては有利で、カウンターを回避しつつ盤面で優位に立てる。
一方で、ジャンド・野火には「浄化の野火」でトロンを封じられやすく、展開が止まるリスクがある。
マッドネス・バーンなどの高速アグロデッキにも弱く、早期にトロンを揃えて「ファングレンの匪賊」で立て直せないと押し切られる可能性が高い。

まとめ

「続唱・トロン」は、パウパー環境における新たな可能性を示すデッキである。
従来のコンボ型トロンとは異なり、盤面での制圧力と続唱によるテンポ獲得を武器に戦う。
まだ発展途上ではあるが、今後の調整次第ではメタゲームの一角を担う存在になるかもしれない。
パウパーで新しい戦略を模索しているプレイヤーにとって、注目すべきデッキの一つだ。

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