【MTGRocks】記事情報:即勝利カードの流行にMTGプレイヤーが不満。

近年、MTG(マジック:ザ・ギャザリング)では「一枚でゲームを決める」ほど強力なカードが増え続けています。
パワーインフレの影響で、こうしたカードはより効率的かつ頻繁に採用されるようになり、プレイヤー間で不満の声が高まっています。
特にスタンダード環境では、対策が難しい脅威が多く、ゲーム体験に深刻な影響を与えています。
要点解説
-
問題の背景
- Redditで「嫌いなカード」を共有する投稿が話題に。多くのプレイヤーが「対処の猶予がほとんどないカード」に不満を表明。
- こうしたカードは複雑なコンボではなく、簡単にプレイできる脅威が中心。
-
具体例
- 「ウロボロイド」:シンプルな条件で強力な盤面を形成。
- 「アナグマモグラの仔」:放置すると大きなアドバンテージを獲得。
コンボデッキでも活躍。 - 「ティファ・ロックハート」:2マナで展開可能、未対処なら次ターンで敗北の危険。
- 「スーペリア・スパイダーマン」:4マナで墓地を活用し爆発的な展開。
- 「全知」:本来10マナだが、「救助のけだもの、コーナ」で低コスト展開可能。
- レガシー環境では「タッサの神託者」や「Oops! All Spells」も同様の問題を抱える。
-
過去との比較
- 「黙示録、シェオルドレッド」もかつて議論の的に。ただし当時は除去を増やすことで対策可能だった。
- 現在は脅威が多様化し、単一の解答では対応困難。
-
対策の難しさ
- 「噴出の稲妻」や「突き刺し」など軽量除去は「アナグマモグラの仔」や「ティファ・ロックハート」には有効だが、「ウロボロイド」や「救助のけだもの、コーナ」には無力。
- 「保安官を撃て」など汎用除去も、長期戦では機能しない場合あり。
- 「魂の洞窟」によりカウンター戦略も不安定。
-
Best-of-Oneの問題
- MTG ArenaのBO1ではサイドボードが使えず、対策カードを絞り込むのが困難。
- 「安らかなる眠り」など特定メタカードは腐りやすく採用しづらい。
- 「ピナクルの星檻」や「審判の日」も環境次第で無力化。
- 効率的な脅威が増えたことで、BO1では運要素が強まり、パワーインフレの弊害が顕著。
-
経済的側面
- こうした強力カードはシングル価格も高騰傾向。
例えば「全知」は約3,875円、「黙示録、シェオルドレッド」は約6,200円前後で取引されることも。
- こうした強力カードはシングル価格も高騰傾向。
まとめ
MTGの現環境は、効率的かつ即座にゲームを決定づけるカードが増え、プレイヤーの不満が高まっています。
特にBO1ではサイドボードがないため、対策の幅が狭く、運に左右されやすい状況です。
パワーインフレの流れは今後も続く可能性があり、健全なゲーム体験を維持するためには、デザインや禁止改定の見直しが求められています。
MTGRocks様にて記事が公開されました。
MTGRocks様の記事をチェック



コメント