【MTGRocks】記事情報:忘れ去られたエンチャントが毎ターン手札を補充する。

古いMTGカードには、強烈な効果を持つ代わりに大きなデメリットが設定されたアーティファクトやエンチャントが多く存在します。
「精神の渦」もその一つで、使いこなすには高度な構築力が求められます。
しかし現代MTGには、このデメリットを逆利用したり無視したりできるカードが増えたことで、新たな活躍の場が生まれています。
要点解説
■ 「精神の渦」の基本性能と致命的デメリット
- 4マナで設置し、累加アップキープによりターンを重ねるほど大量ドローが可能。
- ただしエンドステップに「土地1つを生け贄」「手札を全て捨てる」という極めて重いデメリットが発生。
- しかも追加ドローより先にデメリットが来るため、通常のデッキでは機能しにくい。
■ ① 手札を捨てることを利点に変える「空手札系」統率者
- 「愚者、フラブス」や「常智のリエール」のような「手札を捨てるほど強くなる」統率者と相性が抜群。
- 自然に毎ターン手札を捨て、そこから爆発的なドローにつなげる動きが可能。
- 「石の賢者、ダミーア」や「苛まれし預言者、エルス」など、ドローを置換する能力を持つ統率者もデメリットを軽減できる。
■ ② 土地を失うほど伸びるデッキ
- 土地を捨てたり生け贄に捧げることがゲームプランに直結するデッキが存在。
- 「大スライム、スローグルク」は土地の墓地肥やしが直接強化につながり、無限コンボにも到達しやすい。
- 「墓場波、ムルドローサ」なら「精神の渦」で失った土地やパーマネントを場に戻して再利用可能。
■ ③ デメリットそのものを“なかったことにする”デッキ
- 「粗暴な年代学者、オベカ」や「無限の日時計」系のデッキはターンを強制終了し、デメリット誘発を完全に無効化できる。
- ブリンクでエンチャントを出し直す方法もあるが、累加アップキープの年齢カウンターがリセットされる点には注意。
■ ④ 価値を増幅する手段:増殖や追加アップキープ
- 年齢カウンターの増加=累加アップキープの多重誘発=追加ドローの加速につながる。
- 「法務官の声、アトラクサ」、「高名な装置技師、ケイス」、「遠地点の頭脳、キロ」など増殖持ちでドローエンジンを急加速。
- 「秒刻みのオベカ」のような追加アップキープ手段でドロー量をさらに増やせる。
■ ⑤ フラッシュで相手ターンに設置し、デメリット発動を遅らせる
- 「ヴィダルケンの宇宙儀」や「ハイフェイのトリックスター」により相手ターンに唱えれば、ドローを先に行い、デメリット発生を遅らせられる。
- 対処法が用意できないデッキでも相対的に扱いやすくなるテクニック。
■ 価格はかなり安価
- 再録禁止リストにもかかわらず価格は低く、Near Mint 約518円、状態が悪いものは約236円。
- 高いリスクゆえに使い手が限られ、需要が伸びていないのが理由。
まとめ
「精神の渦」は強烈なドローエンジンでありながら、手札全捨てと土地生け贄という極端なデメリットによって長年扱いづらいカードとされてきました。
しかし現代のMTGでは、手札を捨てるほど強くなる統率者や、土地を失うほど伸びるデッキ、あるいはデメリットを無視するギミックが登場し、このカードの潜在能力を引き出せる構築が増えています。
約518円という低価格で試せる点も魅力で、挑戦的なデッキを組みたいプレイヤーには有力な選択肢と言えるでしょう。
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