【MTGRocks】記事情報:愛され続けるクラシックアーキタイプが突如MTG大会で優勝。



かつてモダン環境で一時代を築いた「石鍛冶の神秘家」は、2020年のモダン解禁以降こそ注目を集めたものの、『モダンホライゾン2』 の登場により「ハンマータイム」デッキが主流となり、従来のストーンブレード戦略は徐々に姿を消していきました。
ところが、最新のMagic Onlineモダンチャレンジにて、アゾリウスカラーのクラシックストーンブレードが突如優勝し、再び脚光を浴びる結果となりました。
要点解説
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デッキの中心:石鍛冶の神秘家と装備品の選択肢
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「石鍛冶の神秘家」は装備品をサーチし、戦場に高速展開できる要となるカード。
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主な装備品:
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「カルドラの完成体」:装備者と細菌・トークンともに破壊不能。
盤面を一気に制圧できる。 -
「謎めいた外套」:護法2と回避能力を持ち、除去耐性が高い。
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「同化の神盾」:特定の脅威に対する解答として有効な選択肢。
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テンポと妨害の融合
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除去:強力なクリーチャーを追放できる「孤独」や「薄氷の上」などを採用。
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コンボ対応:「儚い存在」との併用で「孤独」を使い回し、追加除去と盤面維持を両立。
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対呪文:「一時の猶予」や「呪文貫き」で、呪文ベースの戦略や「魂の洞窟」を使う相手にも対応可能。
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3マナ域のキーカード
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「海の先駆け」:トロンなど非基本土地に依存する戦略に刺さる。
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「ティシャーナの潮縛り」:起動・誘発型能力を持つクリーチャーやアーティファクトに対して極めて有効。タイタンやフィリア系統の対策に。
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課題と弱点
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「石鍛冶の神秘家」が除去された場合、手札に装備品が残りテンポ損失に。
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フィニッシャー不足で、コンボデッキ(例:ルビー・ストーム)や重量級戦略(エルドラージ・ランプ)に対してプレッシャーをかけづらい。
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Reprieveは一時的対応に過ぎず、「ウギン」や「世界を壊すもの」などのキャスト誘発に対しては無力。
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メタとの相性
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現在人気のディミーア・マークタイドやボロス・エナジーに対しては良好なマッチアップ。
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偶発的に苦手なマッチを避けられれば、大会での上位入賞も十分に狙える。
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まとめ
アゾリウス・ストーンブレードは、環境から姿を消して久しいアーキタイプでしたが、『モダンホライゾン3』によって多くのデッキが変動する中、再び活躍の兆しを見せています。
キーカードである「石鍛冶の神秘家」に加え、装備品の選択肢を状況に応じて切り替えられる柔軟性と、妨害・除去・テンポの三拍子が揃った構成が復権の鍵となりました。
もちろん、弱点や苦手な対面も存在しますが、メタに適応した構築と的確なプレイングが噛み合えば、今後のトーナメントシーンで再びストーンブレードが結果を残す可能性は十分にあります。
懐かしさと新しさが融合したこのデッキ、今後も要注目です。
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